自転車とは全く関係ありませんが、これは残しておきたいなと感じたので。2025/7/25に行った、EXPO2025 大阪・関西万博参加の記録です。読まれた方が、「1回いってみようかな?」となってもらえれば良いかな?と思います。
行ったきっかけ
- 会場に1時間程度でアクセス可能
- サントリーのキャンペーンで入場チケットが当たった
筆者の自宅から1時間以内の場所で開催されていることもあり、もともと1回くらいは記念に?行っておこうかなとは思っていました。とはいえ1日7,800円はなかなかの金額。いつか行こう、いつか行こうと思っているうちに開幕から1ヶ月半程経った6月の上旬、思わぬメールが届きました。
「厳正なる抽選の結果、当選されました」
税込750円分ビールを購入しただけで、まさかチケットが当たるとは…応募締め切りが2025/5/12だったので、まだそこまで競争率は高く無かったのかもしれません。それでもめちゃくちゃラッキー。
電車で1時間の場所で開催されており「何ができるのかよく分からん」と思いつつも関心はあったイベント。そこに入場券をプレゼントときたら、行かない理由はありません。
参加目的・当日の目標
- 会場の雰囲気を楽しみたい
- 大屋根リングと大屋根リングからの景色を見てみたい
- 世界各国のビールを飲みたい
- 人気パビリオン(イタリア・オランダ)を見てみたい
ざっくりこんな感じのモチベーションで臨みました。筆者は美術品の価値が全く分かっていないという事もあり、人気のパビリオン(特にイタリア)に入るために何時間も並んぶというよりは、各国のビールを飲みながら万博の空気感を楽しめれば良いかな?というラフな感じでした。
当日役に立ったもの・あまり要らなかったもの
役に立ったもの
長袖のシャツ(サッカーのユニフォーム)
この暑い時期に長袖?と思われるかもしれませんが、これは正解だったと思います。当日は好天に恵まれた事もあり、気温も高く日差しも強かったです。
7月下旬の晴天だと気温も日差しも非常に高い&強く「長袖では暑い・半袖なら涼しい」という次元を超えています。半袖だろうとノースリーブだろうと、暑いものは暑い。であれば、どうせ暑いなら長袖で直射日光を防ぐというアプローチはアリかな?と。
ただ、綿のTシャツでは汗でベタつく面積が増えてしまいます。その意味で、速乾性のある生地はマスト。ただ、速乾性が高い生地の長袖製品というのがあまり多くありません。あっても、明らかにインナー感のある生地・デザインだったり。
その意味で、長袖のサッカーのユニフォームというのは非常に適したように思います。(ベルギーパビリオンで、明らかにガンバ大阪サポーターの格好をしていた方にジロジロ見られましたが…)
白い麻のシャツとかでも良いと思います。14時前の大屋根リングに登ると、もちろん気温は高いのですが、直射日光がキツイみたいな感じはありませんでした。
役に立たなかったもの
日傘
筆者は今回の万博で日傘デビューをしたのですが、少なくとも今回の巡り方では使う機会が少なかったなと感じました。
万博会場内では、紙でもipadでも良いのですが、どうしても地図を片手にウロウロする必要があります(筆者はiPad mini片手にウロウロしていました)。そして、面白いものを見つけたら、スマホor首から下げたデジカメで写真を撮りたくなります。
そうなると、片手にiPad・もう片方の手にカメラorスマホになり、傘をさす手が足りないのです。そして、紫外線と直射日光は長袖シャツと帽子、首から下げたタオルマフラーである程度ガード出来ています。
であれば、地図が不要な大屋根リング散歩中orパビリオンの並び中以外は、日傘はさせません。
今回筆者は、長時間の並びを避けてウロウロするというスタンスで行きましたので、日傘をさしてじっと待つシチュエーションがあまりありませんでした。強いて言うなら入場前の並びですが、ここは運営サイドが日傘を無料で用意してくれています。
そうなると、あまり活躍の場が無かったなというのが率直な印象です。
パビリオンに並ぶであろう時間の長さで、持っていく・行かないを判断すれば良いかな?と思います。もしイタリア館やアメリカ館のような長時間の並びが発生するのであれば、その時はあった方が良いと思います。(英国館やオーストリア館はパビリオンに対して南側に並ぶので、必須だと思います)
当日の記録
入場予約は、10:00枠。義理実家に向かう妻と子ども2人がタクシーに乗ったのを見送って、一人会場へ向かいます。写真フォルダの撮影時刻を見た限り、9:48に夢洲駅に着いたようです。
改札を出て、地上に向かう階段で既にワクワク感が凄いです。
地上に出ると、東ゲート入り口は目の前です、凄い。群衆事故防止のため、導線はかなりの回り道に設定されていますが。なお、写真は忘れてしまいましたが、入場口までの移動・待機中用に日傘の無料レンタルがありました。筆者は、持参したので自前の日傘をさします。
入場ゲートは、空港の手荷物検査のような感じでした。持参した飲料は中身をチェックされ、カメラやタブレット(PC)はカバンから出してトレーに。ポケットの中身も全てカバンの中に入れて、カバン自体は別のトレーにて、X線検査されます。スマホだけは、手に持っていてOKだったような。(この後QRコードを使って入場する都合でしょうか)
荷物を受け取り、スマホに表示している入場QRコード(ここでモタつきたくないので、スクリーンショットを事前に撮っておく事)を機械に読み込ませ、いざ入場。スマホの写真を見る限り、10:05には入場出来ました。暑かったのでもっと待ったような体感でしたが、地下鉄の駅を出てから20分弱で入場出来ました。
入場 ~ ベルギーパビリオン&レストラン
最初に向かったのは、オランダとイタリアのパビリオン。オランダは、日によって朝の時間帯のみ予約なしの入場を受け付けている場合があるという事前情報だったので、一抹の希望をもってまずはそこを狙いました。
ただ、残念ながら本日は予約者のみ。
隣のイタリア館は、既に大屋根リングの中央(点字ライン)を超える程の待機列。あれは何時間待ったら入れるのか気になります。
閉館(21時)まで居たとしても、今日の持ち時間は11時間(10~21時)。その3時間を「並び」に費やすのは勿体ないと判断し、この時点でイタリア館は諦め。(なお、当日来場していたロベルトバッジョが、後ほどこのステージで鏡開きをしたのをSNSで見ました。イタリア館に限らず、このテの情報が公式サイトやSNSからあまり通知されていない印象を受けました。知っていたら、タイミングを合わせてイタリア館に戻ってきたのに…)
気を取り直して、隣のベルギー館へ。イタリア館の行列を見た後だと、直ぐに入れそうに見えます。それでも、写真フォルダの撮影時刻を見るに30分待ちました。
謎のキャラクターに迎えられ、いよいよパビリオンに入ります。(よく見ると、頭に保冷剤が乗せられています)
ベルギーという国、一般的にはチョコレートやワッフル。サイクリスト的にはシクロクロス(自転車競技)のイメージが強いと思いますが、実はワクチンの製造国という側面があるようです。お恥ずかしながら、筆者は知りませんでした。
それを知って明日からの人生がどうこうなる訳ではありませんが、このような各国の知らなかった一面や文化に触れる事が出来るのが、万博の良いところなのだと感じた瞬間でした。
パビリオン見学を終えて、お待ちかねのレストランへ。ベルギーと言えば、ベルギービールです。
屋内の席は満席で数組待ち、テラス席は即ご案内可能とのこと。ビール一杯飲むだけなら少々暑くても構わんと言う事で、テラスへ。
テラスは「屋根あり席と屋根なし席・屋根は無いけどレストランの陰になっている席(時間帯による)」があり、運良く「レストランの陰になっている席」に案内して貰えました。日差しが遮られているのと、涼しい以上生ぬるい未満の風がよく通る事もあり、暑さは感じませんでした。陽の向き的に、13時くらいまでならテラス席もアリかと思います。それ以降は、西日が直撃するのでちょっとキツそう。
これならビール一杯以上滞在できそうと判断し、ポテトも注文。ビールを飲みながらとポテトを喰らうのは、万国共通か。
ビール2杯目。こっちの方が有名?
会計は、レストランの店内を通って出口にて。通り過ぎただけですが、店内も水色?ブルー?基調の格好良い雰囲気でした。
ベルギービールに満足し、併設されているショップへ。高価な製品(3万円超のアクセサリー?)があり、勝手に触れるな等の説明を渡され、店内へ。
靴下。
パビリオン入り口に居た、ベルギーパビリオン公式キャラクター(ベルベルというらしい)ガチャがありました。
無事?赤をゲットし、ベルギー館を出ました。
西ゲート近辺散策
会場の西側エリアにいるので、まずは西エリアを散策。なお、数日前から販売口を大屋根リング外の西側入り口付近に移動した「ミャクミャクくじ(1等だととんでもなくデカいやつ)」は、くじをするのに1時間半待ちとのこと。家族に頼まれていたのですが、炎天下で1時間半待ちは過酷すぎる(&筆者はそこまで熱意なし)ので、これは諦め。
公式ショップやセブンイレブンをチラ見。ペットボトルの水を買いました。
なお、会場内には無料の給水場が各所にありますが、どこも常に10人程度並んでいるイメージです。給水が1人30秒としても、10人並んでいれば5分は待つ事になります。であれば、120円?150円?でパッと買ってしまった方が得策かと。
ガンダムと大屋根リング。筆者、ガンダムは全然分かりません。
子どもが遊べそうな遊具もあります。
大屋根リングに戻り、散策開始。リング下は日陰になっており、思いのほか快適でした。
イタリア館前では、バッジョが中でスピーチしているのを生中継しています。(なお、後ほどこのステージでバッジョが鏡開きをしているのを、SNSで見ました。イタリア館に限らず、このテの情報が公式サイトやSNSからあまり通知されていない印象を受けました。知っていたら、タイミングを合わせてイタリア館に戻ってきたのに…大事な事なので2回目)
英国館 ジョニーウォーカーバー
大屋根リングを反時計周りに散策していると、近くに英国パビリオンがあるようです。英国と言えばパブ・ビール!フィッシュ&チップス!
レストランには、炎天下で5組ほど並んでいます。悩む。
パビリオンに入らずともショップには行けるようなので、ひとまずショップ見学。ピーターラビットの人形、ロンドンバスやユニオンジャックが描かれたトートバッグ等が売られていました。ちょっとお高めなので、一旦スルー。
イギリス館はショップの奥に階段があり、階段を上ると2階はジョニーウォーカーバーになっています。ショップ階段にも何も表示が無く、これは結構知られていない感がありました(筆者は予習済み)。
バーカウンターで注文後にその場で受け取る、キャッシュオンデリバリースタイルです。
英国ビール。グレープフルーツ系のさっぱり味でした。
詳しく確認はしていないのですが、2階のバーではフードの提供は無い模様。フィッシュ&チップスが食べたければ、1階のレストランに並ぶ必要がありそうです。ただ、フィッシュ&チップスは、ビアバーに行けば大抵食べれます。
今回、個人的に狙っているレストランは、ポルトガルとチェコなのです。美味しいビールを飲み干し、英国館を出ました。
大屋根リング1
時刻は13:30。お昼時をずらしたので、いよいよポルトガルパビリオン(レストラン)へ向かいます。目的地は東側大屋根リングエスカレーター横なので、敢えてカンカン照りの大屋根リング経由で。
着きました。熱い。誤字では無いです、暑いじゃなくて「熱い」です。この時間帯の大屋根リング上は、日傘必須。
よく自転車で登っていた(過去形にするな)六甲山系も、綺麗に見えます。この景色が3ヶ月後には見られなくなるというのは、全く実感が湧きません。
こうやって近くから見ると、改めてすごい。
なお、大屋根リング南側は歩行者は通行出来ません。来場者が東西を移動するためのバスや、物品を運搬するトラックの導線になっているようです。色々工夫されているなぁと感心します。
リングを半周歩き、ポルトガル館が見えてきました。
文字数の都合上、vol.1はここまで。2で終わるのか、3まであるのかは分かりません。