例の件について、昨日より数多くのコメント・助言・ご指摘・ご意見、ありがとうございました。
本日の昼休みを使って、リプライ・引用RT・DMについては再度すべてに目を通しました(つもりです)。
その中で、頂いたお声やご指摘について、代表的な物についてはこの場を使って回答します。
頂いた内容が重複する事・また、Twitterでは字数の制限上誤解を招きかねない部分がありますので、個別のリプライは出来かねる事をご了承ください。
また、感情的に記載した結果、誤解を招くような記載があったと思います。申し訳ありませんでした。
数多く頂いたコメント・ご指摘・ご質問まとめ
① TREK社の「フレーム生涯保証」で保証して貰えないのですか?
→生涯保証の適用には様々な条件があります。
今回の件は「不適正な組み立て」に該当するため、保証対象外となります。
生涯保証については、昨年疑問点を一つ一つ問い合わせしたところ、TREK社より非常に丁寧かつ納得のいく説明・回答を頂いております。
それがあったからこそ、本件が生涯保証の適応対象外となった事に対して、100%受け入れる事が出来ました。
(その旨はすべて、昨年投稿の記事に記載しております。)
なお、今回の投稿は、生涯保証とは別の「Carbon Care(カーボンケア)」適用についての投稿でした。
分かりにくくて、申し訳ありませんでした。
② ご自身が組み立てた結果壊れたのですよね?これでメーカーに保証しろと言うのは無理だと思います。
→ご指摘の通りです。
①の内容と重複しますが、今回の投稿は生涯保証とは別の「Carbon Care(カーボンケア)」適用に対しての投稿でした。分かりにくくて申し訳ありませんでした。
③ 「Carbon Care」の適用条件、こんなに厳しいのですか?
→まず、今回破損したフレームにとても強い思い入れがありました。
その為、Twitterの投稿・ブログ記事本文中には、カーボンケア適用の例えとして「コンクリの壁にフレームを投げつけて叩き割る」という、感情任せの強い表現で記載してしまいました。現実的には「Carbon Care」適用ルールは、ここまで厳しくはありません。
私自身、不適切であったと反省しています。申し訳ありませんでした。
実際の「Carbon Care」適用ルールは、以下の通り
- ショップにフレームを渡す (自分の手元に残さない)
- フレームに穴を空けるetcして、客観的に走行不能である事を明確にする
「TREK社に『明らかにそのフレームでは走行不可能な状態になりましたね』と判断して貰うこと」が、ケア適用の条件となります。
今回私は、Fメカ台座が破損したことで「走行不能の為、ケアが適用される」と認識しました。
しかし、TREK社は「台座破損の写真だけでは走行不能とは認められず(=フロントシングルで走行可能)、ケア適用外」という判断をしました。
今回多くの方から反応を頂いたのは、この「判断のギャップ」に対する様々なご意見・ご感想だったと認識しています。
そして、TREK社が「ルール上コレではダメ」と言った以上
- ルールに則った手続きを経て、ケアの適用を受ける
- ケアの適用を諦める
この2択です。どちらを選ぶかは、私に決定権があります。
今回破損したのは、プロジェクトワン(オーダーメイド)で作成した、強い思い入れのあるリムブレーキ式のフレームです。
ご承知の通り、TREK社は既にリムブレーキ式フレームの生産を行なっておりません。
仮に保証交換やカーボンケアプログラム適用が認められたとしても、同じフレームを再入手する事は出来ません。(このような場合、ディスクフレームの同等品と交換になります)
ディスク移行の検討とともに、本プログラム利用の申し出をしましたが、先の見解が出ました。
従って、いまのところ本規定は利用せず、手元に残した上で「修理・フロントシングル運用・Zwift専用機」etc使い方を模索しようと考えています。
一般には、あのようなジャンク品が、「次のフレーム税込み550,000円に対する110,000円割引チケットになる」と考えれば、本規定によって助かる人・場面はあると思います。
なお、今回110,000円の割引は、あくまで「税込み定価550,000円のフレームを購入する」場合に適用される金額となります。
購入するフレームの定価が変われば、割引の金額も変わる(はず)です。
「問答無用に11万円割引」ではありません。
④ 転売etcのリスクがあるので、手元に残して「ケア」適用はムリですよ。本件は、TREKの対応が正しいと思います。
→ご指摘ありがとうございます。これについては、私の知識・認識不足でした。
頂いた様々なコメントを通じて、本運用の仕組みを理解しました。自分の中では、「手持ちのフレームが、次回購入品の2割引チケットになる」と解釈しました。
「権利を行使するのであれば、その割引チケット(フレーム)はショップなりメーカーにお渡しする。」ここまでは普通だと思います。
ただし、このチケットはお渡ししようにもモノが大きく、梱包の手間・高額の送料が掛かります。
そこで、チケットを「使った」事が明確に分かるよう、切り込みを入れるetcフレームを何らかの方法で破壊してください。その写真をもって、「チケット(フレーム)をお渡ししたとみなす」という仕組みだと思います。(間違っていたらすみません)
今回、破損した当初より、ショップとの補償(≠保証)交渉の中で、TREK社のカーボンケアについては説明がありました。
説明は、「カーボンケアを利用することで、次のフレームを2割引で購入できる」というものでした。
なお、その中では、破損した当初から先日まで「手持ちフレームの提出」については、一切言及がありませんでした。
そして先日、ケア使用を検討している意思を伝えたところ、初めて「フレームの提出」という話が出てきたので、その内容を確認しました。併せて、思い入れがあるフレームであり、今後入手が出来ない事から、何とか手元に残したい旨も伝えました。
結果、ショップからは以下のような回答を頂きました。内容を抜粋すると
- 「写真により走行不能車との証明がとれれば、フレーム提出の必要はない。「手元に残る」という考え方で間違いない。」
- 「店としては、FD台座の破損、修復不可という点でケアの申請をするが、メーカーがFD台座の破損=走行不能と判断しない場合は、メーカーの指示を待つ事になる」
- 過去、損傷箇所が曖昧だった製品について、ケア適用のためフレームに切り込みを入れ走行不能の証明をした事がある
この説明を受けて、私は「フレームは手元に残る」と勝手に都合よく解釈してしまいました。理由は、フレームには既に写真の通り切り込みが入っていたからです。
しかし、結論はご承知の通りです。結果として「じゃあ、フレーム叩き割れば良いんですかね?」という、強い言葉で感情を表現してしまいました。
ショップからは明確に「FD台座の破損=走行不能とみなされない可能性がある」という説明はありました。
言うなれば、勝手に期待値を上げてしまいました。(つい最近、なんか聞いた事のあるフレーズですね)
ここに、私の認識・確認不足があったと考えています。
事前にもっとTREK社のHP等を通じて、ケアの内容を把握すべきだったと思います。
⑤ 納車したショップは、補償・弁償してくれないのですか?
ご意見④で記載しましたが、ショップともカーボンケア適用を含めた補償について交渉はしています。少なくとも「何も補償しません」というスタンスではありません。
こちらについては、未だ最終結論が出ておらず、現時点では内容を公にすることが出来ません旨をご了承ください。
なお、交渉内容については、本件とは一切関係が無い「向こう側の人」と相談しながら進めているので、極端な無理難題は要求していない(つもり)です。
そして、敢えていうなら、「ショップが、納車当初の組み立て(台座を噛ませなかったこと)について、ミスと認めていない」ことについては、個人的には腑に落ちないところです。
ただ、それを仮に認めさせたところでフレームが元に戻る訳ではないので、淡々と交渉しているのが現状です。
⑥ 某カーボン修理屋さんを利用して、修理は出来ないのですか?
→某ジャパンとは別の、個人で事業をされている方に修理を検討して貰いました。
曰く「出来ない」とは言われませんでしたが、難しい修理になるだろうという事でした。
- 割れた部分が、カーボン一体成形である事
- 非常に力のかかる部位である事
- シートチューブが丸形状ではない&非常に太い事から、バンド巻きが出来ない
- 計量フレームが故にシートチューブのカーボン積層が薄く、強度確保が難しい
トップチューブの割れ等であれば比較的容易らしいのですが、今回は場所が悪いようです。
⑦ この部位をカーボン一体成形って、構造上無理がありませんか?
→構造上無理があるかどうかは、私では判断しかねます。
また、購入時そこを確認しなかった、私の責任だと思います。
ただし、もし次の自転車を買うことがあれば、個人的にはここがカーボン一体成形の自転車は避けたいと思います。
以前の投稿にも記載しましたが、多くのメーカーは台座をフレームにネジで留める構造のようです。
まとめ ~誤解を招く内容があった事、お詫び致します~
Twitterという文字数の制限上、また一部内容について感情任せに乱暴な表現を使った結果、誤解を招いてしまった部分があったと思います。
また、投稿の中では書き切れず・後出しになってしまった内容があったかもしれません。
改めてお詫びします。申し訳ありませんでした。
今後は、より内容の分かりやすさ・誤解を招かない表現etc、読んでいただく方に何かしらメリットになる投稿を心掛けたいと思います。
引き続き、ご愛読いただければ幸いです。