Bianchi Specialissima ブルベ

BRM423近畿300km神戸 山と渓谷


昨日は、兵庫県県央部ローソン巡り…じゃなかった、「BRM423近畿300km神戸(乙) 山と渓谷」に参加しました。
人生初の1日300kmを無事完走でき、何よりです。なお、14時間28分での完走となりました。

以下、走行の記録と反省感想など。300kmを走った事がない人に、何かしら参考になる部分があればと思います。

準備については、こちらより。

走行の記録

スタート HAT なぎさ公園~Photo Control1

              

朝5:20頃、スタート地点のHAT なぎさ公園に到着。
ルートの説明を聞き、車検を受けてスタート。

朝6時、神戸市内を走って最初のフォトコントロールである、再度山を目指します。

朝時点で気温は15℃。本日の最高気温が25℃予報のため、ウェアは半袖。ただ、さすがに朝は寒いのでアームウォーマーを着用。それでも、再度山を登り始めたら、直ぐ手首まで下ろしました。レッグウォーマーは、荷物になるので無し。

神戸ブルベで走り慣れたいつもの場所で、1枚目のphotoコントロール。

Photo1~PC1

次のPCは、100km先の宍粟市にある、ローソン宍粟一宮店店です。
三木城までは、冬場のトレーニングでも使う走り慣れた道を淡々と。(というか、ブルベのコースが先にあって、それをトレーニングルートとして使わせて貰っている訳ですが)

なお、姫路市内までは2年前の200kmブルベで走ったので土地勘があります。ただ、そこから先は、ちくさ高原ヒルクライムに行く際に、クルマでしか走ったことがありません。

事前に調べておいた、ローソン 姫路飾東豊国店にて水分補給。気温が高く、950mlのボトルがこの時点でカラになりました。リスタート後、姫路城を通過。国道29号線をひた走り、PC1のローソン宍粟一宮店へ到着しました。

PC1~Photo2~Photo3~PC2

ここまでの100kmはほぼ平坦基調でしたが、ここから最初の山岳区間です。国道29号を離れ、砥峰高原と峰山高原へ向かって登ります。

砥峰高原と峰山高原のフォトチェックを経て、PC2のローソン生野インター店までは約60km。ココまでは、幹線道路でしたので補給地点(コンビニ・自販機)が幾らでもありました。しかし、ここからは山の中を約3時間程走ります。ボトルを満タンにして、スタート。

事前リサーチをしていなかったのですが、砥峰高原への登りは富士あざみライン級の勾配でした。道も、所々荒れています。

後述しますが、今回のブルベはコンビニでの休憩をせず、補給は速度の落ちる登り区間で賄うというプランで望みました。ガーミンが18%と表示する勾配でも、オニギリを食べながら登ります。34-30の12sアルテグラ様々でした。36-27だったらヤバかったかもしれません。

途中、早くも足を一回攣りながら、無事砥峰高原へ到着。キレイな場所でした。

砥峰高原からは、山の中のアップダウンを繰り返し、峰山高原へ。交通量も殆どなく、距離的にも短い登りばかりでした。

峰山高原からは、九十九折りのダウンヒルを経て、寺崎駅へ。PC2のローソン生野インター店までは、30kmほど。1~2%ほど登り続ける為ペースが上がらないのと、途中でボトルがカラに。我慢の走行に耐え、無事PC2到着。

なお、距離的にはここで丁度中間地点です。200kmブルベなら残り50kmですが、本日はここから後半戦です。まだまだ先は長い。

PC2~PC3~PC4

PC3のローソン青垣町小倉店迄は、生野銀山と青垣峠を挟んで約30km。PC4のローソン篠山八上下店は、PC3~約40km。順調に走れば、この区間はPC以外のコンビニ停止は不要と計画しました。

青垣峠へのアプローチは、銀山湖湖畔沿いの道を淡々と。斜度も3%程度なので、ペースは上がりませんが脚に堪える感じもなく。

一方、青垣峠の下りは、なかなかにスリリングでした。直線基調の急勾配で、道幅は狭くクルマのすれ違いは困難。薄暗く所々砂利が浮いています。リムブレーキのカーボンホイールでは、下りたくない感じの道でした。(ゴール後お話しましたが、主催の片山さんは、余裕でカーボンホイールで下るとのこと)

青垣峠を下り終えると、程なくPC3のローソン青垣町小倉店へ。

ボトルの水は十分にあったので、お茶を飲んで口をさっぱりさせます。

PC3〜PC4は、車では走ったことのある区間です。途中氷上市街と柏原の市街地を通るので、クルマや他の交通に注意。

この時点で200km越え。なお、もしDNFするなら柏原駅から輪行と思っていましたが、全然問題ありませんでした。

信号と車に気を遣いながら、PC4のローソン篠山八上下店に到着。ここまでで、既に約240kmです。距離としては未経験の残り60kmですが、残りの道は全て勝手知ったる道ばかりですので、そこは安心でした。

なお、ここまでコンビニは寄るだけで休憩を取らなかったのですが、未経験の距離をノンストップで走るのはリスクと判断し、15分ほど休みました。その間に、夜間走行へ備えサングラスをクリアレンズへ交換。

なお、PC4の後は、川下川ダムを抜けて道場へ出るまで、全くコンビニが有りません。

PC4~Photo4~Photo5

クワモンペの前を通過し、城東トンネルでフォトチェック4。

あとは西峠さえ登れば、暫く平坦基調です。いつもの練習コースを走ります。普段から走るルートなので、特筆すべき事項なし。空中に舞う謎の虫に何度も突撃して、Photoチェック5の川下川ダムへ到着。クリアレンズを持ってきて良かったです。

Photo5~ゴールPC

川下川ダムから道場へ抜けたくらいで、辺りが暗くなりました。無事イナロク(国道176号)へ帰還。ここから、ラスボスのハニー坂を超えて、神戸へ戻らなければなりません。

暗くなってからの、船坂セブンイレブン迄の登りが一番キツかったかもしれません。いつも走る道ですが、「暗さ+交通量」で、普段とは感覚が違いました。

なお、船坂のセブンイレブンには寄らず、そのままハニー坂へ突入。280km走った後のハニー坂は、凄まじい破壊力でした。ただ、クルマが全く通らないので、その意味では楽でした。

ハニー坂を超えれば、後は下りと平坦のみ。とはいえ、ハニー坂の宝塚側は、15%を超える急下り&ヘアピンです。280km走った後のハニー坂下りは、堪えました。リムの発熱を気にせず、ただ握っていれば良いディスクブレーキのありがい事よ。

普段のトレーニングやヒルクライムではディスクブレーキに懐疑的な立場ですが、この時ばかりはディスクブレーキ様々でした。

ハニー坂を下り終えれば、残りはいつもの六甲山の下りと、甲寿橋を越えて2号線までの下りです。この区間、対向車線の車のライトが目に入ると、自分の路面が一瞬見えにくくなります。慎重に下ります。
2号線に出てからは、信号峠です。路駐も多いので、さらに安全最優先。

そして、20時28分。無事ゴールPCのローソン灘烏帽子町一丁目店へ辿り着きました。最後の信号峠で、クリートのつけ外しが疲れた。

ゴール後

世界的ハンバーガー店にて、ゴール受付。無事300kmのメダルとピンバッジを購入出来ました。

反省・感想・その他雑記

  • 久しぶりに長時間自転車に乗ったので、首・肩・足(レッグと言うより、フット)が痛くなりました。トレーニング不足感は否めません。
  • 走り方については、200kmブルベはヒルクライムトレーニングの延長で走っていたので、「基本L2ペース・登りはL4」というイメージで走っていました。この走り方だと、メリハリがあって良いのですが、150km程度で完全に脚が終わります。今回は初の300km走行だったので、「平坦は30km/hキープ・登りは3.5倍まで」に抑えて走りました。後半ペースは落ちましたが、最後まできっちり走れた気がします。
  • 首・肩の痛みについては、ジャージに物を詰め込みすぎたのが失敗でした。raphaのブルベジャージは、普段のジャージにもある3つのポケットに加えて、真ん中に大きなポケットがあります。ここに補給食をたくさん(薄皮あんぱん・ウィダーinゼリー・アミノバイタル アミノショット パーフェクトエネルギー×6)詰めたのですが、これが重りになってしまった感がありました。もう少し厳選が必要。
  • 上記とやや内容が被りますが、サドルバッグに重い物を入れるべきでした。今回サドルバッグには、「使わないであろう」と思われるウィンドブレーカーと輪行袋を入れていましたが、これはどちらも嵩張る割には軽量です。この手の物をブルベジャージのセンターに入れて、モバイルバッテリーetcの重量物をサドルバッグに入れた方が良さそうに思いました。
  • raphaのカーゴビブパンツは、とても便利でした。背中ポケットに財布(会計はスマホなので、基本使わない)とアームカバーを入れ、右脚ポケットにスマホ、左ポケットには補給食のゴミを入れていました。走りながら食べた補給食のゴミを背中に(&他のものと分けて)入れるのは億劫だったので、このやり方は次回も継続。

まとめ

荷物の選定や、暗くなってからの走り方にはやはり難しさを感じました。もし今後400km、600kmと走ることがあれば(あるのか?)、「サドルバッグをもう少し大きい物にして身につける荷物を減らす」「夜間走行に慣れる or 400であれば夜スタートにチャレンジ(疲れていないうちに暗い時間を走ってしまう)」などの工夫が必要に感じました。

何はともあれ、気候も良く無事故ノントラブルで300kmを走れたのはよかったです。


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