ヒルクライム

マウンテンハイキングin乗鞍 2023


先日乗鞍に行ってきました。サイクリングも勿論なのですが、今回一番の目的は、表題の通り乗鞍山頂の剣ヶ峰に行くことです。

以下、備忘録や感想など。自転車で畳平まで行って、そこから徒歩で山頂を目指す方の参考になればと思います。いつもの記事より、写真多めでお送りします。

目的

iphoneが、「10年前の写真ですよ」と通知してくれた乗鞍の写真を見て、久しぶりに行きたくなりました。10年前の2013年は、乗鞍25歳以下の年代別で勝ちたくて何度も通っていた年です。写真を見る限り、7月と8月だけで3回行ったみたいです。

余談ですが、10年前はiphone5だったようです。

ただ、今回はあの頃とは違い、レースのトレーニングではありません。単に景色を楽しみに行きます。

そして、もう一つの目的はハイキングです。サイクリスト的には乗鞍の山頂というと畳平ですが、実際の山頂は剣ヶ峰です。ガイドサイトによると、畳平からはおよそ90分とあります。

以前より「1回行ってみたいな」とは思っていたのですが、なかなか機会もなく。と言うことで、今回その目的も果たすべく行ってきた次第です。

と言うことなので、畳平までのサイクリングはあくまで前菜。今回のメインはハイキングです。

サイクリング編

朝9:30すぎ、観光センターを出発。タイム云々は今回どうでも良いので、3.0-3.5倍くらいでサイクリングです。

乗鞍エコーラインは、ところどころで先ほど走っていた道を眼下に見る事が出来ます。私は、この眼下に九十九折りが広がる風景が本当に好きです。

位ヶ原山荘に着きました。

コーラ休憩。

再スタート。

県境に着きました。

涼しい。

この後3時間のハイキングに備え、畳平の2階レストランで昼食。カレーを頂きます、900円也。

ハイキング編

今日は、ここからが本番です。剣ヶ峰の山頂までは「畳平→肩ノ小屋」と「肩ノ小屋→剣ヶ峰」で路面状況が変わります。

畳平から肩ノ小屋までは、こんな感じの砂利路面です。道幅も広く、快適にハイキングが出来ます。

振り返って畳平を見ると、雲が流れてきています。けれど、進行方向はご覧の通り快晴。山の天気あるあるです。当日は、長野県側は晴れていましたが岐阜県側はガスっていました。

肩の小屋に着きました。宿泊もできるみたいです。

肩ノ小屋→剣ヶ峰は、ところどころ砂利の部分もありますが、道中の殆どはこんな感じの岩です。カーボンソールのビンディングシューズでは絶対歩けません。登山をする方から見れば、スニーカーでも良くないのかもしれませんが。道幅も狭く、所々渋滞していました。

最後の激坂。

山頂の小屋に着きました。

記念品を買ったら、日付を印字して貰えました。

小屋から更に5分ほど岩場を登ると、標高3,026mの剣ヶ峰山頂に到着です。

真下に大雪渓のバス停が見えます。大雪渓がだいたい2,600mくらいの場所にありますので、そこから更に400mも空に近づきました。雲と太陽以外、全て自分の目線より下にあります。

肩の小屋付近。ここまで戻ってくれば、あとは、砂利道だけです。

帰ってきました。山頂での15分ほどの休憩込みで、2時間半で畳平に戻って来ました。

畳平でお土産を物色して、下山します。私含めたサイクリスト的には、「乗鞍」というワードからは「長野県」を連想する方が多い気がしますが、畳平の住所が岐阜県だからなのでしょうか?土産物は岐阜県のモノばかりで、長野県の製品は見当たりませんでした。いくつか売られていた日本酒も、すべて岐阜県の酒蔵でした。買おうかと思いましたが、調べたらどうやら下界でも購入出来る銘柄のようなので、ココはスルー。

自転車で、観光センターまで下山し、長野側でお土産&牛乳を買いました。なお、私は岐阜県が嫌いという事では有りません。ビールを買いたかったのですが、単に畳平で岐阜・乗鞍のビールが置いていなかったからスルーしただけです。

なお、郡上八幡のスーパーで、無事岐阜県の地酒も購入出来ました。

ハイキング用持ち物・ノウハウなど

  • サイクルキャップ(サイクリング編兼用)
  • サングラス(〃)
  • 冬用起毛インナー
  • ウィンドブレーカー
  • レッグカバー
  • スニーカー

冬用インナー・ウィンドブレーカー・レッグカバーは、サドルバッグの中に。スニーカーは、巾着に入れてからジャージの背中に入れました。イメージ的には、ジャージの中にボトルを満タンに入れて走るアシスト選手の感じです。

スニーカーは、ハンドルバッグや背中のポケットに入れて運ぶことも検討しましたが、靴は意外とかさばってしまい入りませんでした。事前にシミュレーションした結果、(見た目はおかしいけれど)コレが一番安全かつ快適に靴を山頂へ運べると判断しました。

畳平の気温は12℃。冬用起毛インナーとraphaの長袖ジャージで歩いていると、若干暑い。途中でインナーを脱ぎました。

なお、今回のハイキングはリュックサックetcを持たない軽装です。

当日の登山指数はA、山頂の風は2~3m。コンディションは非常に良好です。このように気象条件が良かったので、この装備で十分でした。というよりむしろ「この装備で十分な日を狙って、乗鞍にいきました」と言った方が正しいです。

記事として「サイクリング+@の格好で山頂まで行けた」という事実はお伝えしますが「この装備・格好でも行けちゃいますよ」という主旨では無い事は、キチンと記載しておきます。

予報に反して雲行きが怪しくなれば、当然ムリをせず途中でUターンするつもりでした。

路面状況について(乗鞍ヒルクライムに参加する人向け)

路面状況は、数年前の記憶・印象よりかなり良いと感じました。私が今年レースを走るのであれば、耐パンク層を廃した軽量タイヤを使うと思います。少なくとも、美ヶ原よりは路面のひび割れは少ないと感じました。

その他、下山は注意が必要と感じました。

山頂~大雪渓区間と、位ヶ原山荘のヘアピン群を過ぎてから三本滝ゲートまでの路面が、非常にうねっていました。とくに、直線区間でうねっているように感じました。

直線区間はスピードが乗りやすいため、路面のギャップを拾うと手がハンドルから外れそうになります。

まとめ

レースで訪れると「次はサイクリングしに来たいな」となる乗鞍。今回はそれを果たした訳ですが、大雪渓から最後の尾根を見上げると「次はここでレースをしたいな」とも思います。

ヒルクライムレースには幾つも参加してきましたが、乗鞍はその中でもトップクラスに美しい山岳ルートだと思います。岐阜側のスカイライン開通(予定では2024年?も、待ち遠しいです。


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