サイクルウェア

ピセイ サンレモ バイカラー ショートスリーブジャージ(Pissei Sanremo Short Sleeve Jersey )インプレッション


表題の通り、先日Pissei(ピセイ)社の「サンレモ バイカラー ショートスリーブジャージ Sanremo Short Sleeve Jersey」(長い)を購入しました。

画像は、公式サイトより引用

5回程度着用してみましたので、サイズ感なども含めてインプレッションを書きたいと思います。当方のスペックは174cm/59kg。購入したのはSサイズです。

なお、先に結論からいうと、真夏向けのジャージとして凄く良かったです。公式サイトでセールが始まっている事もあり、もう1着購入しようか検討しています。

購入のきっかけ

以前の内容と一部重複しますが、この冬にエモンダからスペシャリッシマに乗り換えました。否、増車しました(2回目)。

エモンダに乗っていた頃は、「Trek Segafredo」のチームジャージを着ていました。ただ、スペシャリッシマでそれもなぁと思い、Raphaのコアジャージを購入しました。(記事はこちら)

Raphaのコアジャージ、総じて満足していたのですが

  • 生地にやや厚みがある
  • 汗をかいた部分が目立つ(少なくとも赤は)

以上より、真夏に着用するのは躊躇がありました。そんな事もあり

「真夏に着る用の、生地が薄くて涼しいジャージが欲しい。色は、スペシャリッシマに合う緑か青」

以上のキーワードを軸にウェアメーカー各社のホームページを見て回ったところ、表題のジャージが目に留まりました。

上記キーワードをどちらも満たし、ピセイは奇しくもビアンキと同じイタリアのメーカー。買わない理由が見当たらず、購入に至りました。

良かった点

H3走行中の涼しさ

全体的に、生地は非常に薄いです。風通しがよく、肌に風が当たるので、走行中は涼しさを感じます。汗をかいた後の速乾性も、非常に優れている印象です。

一方、冷感素材etcが使われている訳ではないので、無風であれば気温相応の暑さは感じます。着用した瞬間に「ヒヤッ」とするような特殊な何かは、ありません。

なお、全体が薄い生地で構成されていますが、着用後伸びきってしまうような感じはありません。ただ、洗濯する際は、単独でネットに入れた方が良いと思います(商品紹介ページにも、その旨記載あり)。

H3 作りの細かさ

全体的に、作りはきめ細かい印象です。

反射素材が、バックポケット中央にデザインされている

海外メーカーの製品は、往々にして右側通行に合わせてデザインがなされている場合があり、左側通行の日本ではそれらが見えにくいモノが散見されます。具体的にいうと、左腕や左ポケットに反射素材やワンポイントがデザインされていても、それらはライダーの右後方にいるドライバーの目線には入りにくい筈です。

一方このジャージは、3つあるバックポケットの中央に、ドット状の反射素材がデザインされています。この位置であれば、左側通行のドライバーの目にも、入りやすいと思います。

ファスナー付きポケットがあり、防水加工されている

バックポケット右側の外側に、ファスナー付きポケットが縫い付けられています。そして、ポケットの内側は防水生地になっており、内側の水分(汗)からは守られる構造になっています。

ファスナー付きポケットのサイズは、縦9cm ×横10cm(多少の誤差はご了承ください)

ただ、外側は通常の生地になっているため、雨等の「外側からの水分」からは守られません。完全防水ではない(と思われる)ので過信は禁物ですが、財布を入れるには良いと思いました。

ファスナーストラップがある

メーカーロゴと共に、イタリア国旗の3色がデザインされています。ビアンキに合わせて購入したという経緯もあり、地味なところですが個人的には高ポイントです。

ストラップがないとパッと開け閉めがしにくいので、機能的な視点からみても、ストラップはある方が好みです。

デザイン

筆者はデザインに関してはド素人なので、これがイタリアメーカーらしいのかは分かりませんが、格好良いと思いました。購入後、実店舗で青も赤も現物を見ましたが、非常に綺麗でした。

価格

これだけ細やかな作り込みがされているにも関わらず、定価は16,900円。安いとまでは思いませんが、機能面を考えると良心的だと思います。

イマイチな点

どんな製品でもそうですが、もちろん良いところばかりではありません。

日本国内ではXS購入不可

筆者は、174cm/59kgの体型でSサイズを購入しました。コレについては、他社含めたサイズチャートを確認し、Sでも着用出来るであろうと判断しました。というのも、国内の公式サイトでは、S~しか購入出来ないからです(海外通販だと、XSがある)。

ただ、前傾すると、写真の通りお腹周りは生地が若干余りました。欧州の選手のようにピッタリ目に着るなら、XSがベストだったと思われます。生地は非常に伸縮性に優れているので、XSでもキツすぎる事は無さそうです。

筆者の「174cm/59kg」という体型は客観的に見て「背は標準よりやや高く・体型は標準よりやや痩せ型」と認識しています。その私が、Sで「ピッタリor若干大きいかな?」という着用感です。

そうであれば、私より小柄な人のジャストサイズはXSでしょう。それを考えると国内でXSの取り扱いが無いのは、やや疑問があります。

背中が日焼けする

涼しさとのトレードオフなので仕方ないとは認識していますが、背中がビブ紐の形で日焼けしました。なお、妻に指摘されるまで日焼けしている事には気がつきませんでした。

日焼けが気になる方は、インナー着用(もしくは背中にも日焼け止めを塗る事)を推奨します。ただ、インナーを着用すると、せっかくの涼しさが犠牲になるというジレンマが。

まとめ 真夏用の1枚として非常に満足

この1週間で暑さのピークは過ぎた感がありますが、例年9月でも日中はまだまだ非常に暑いです。いまから購入しても、今シーズンまだ着用の機会はあるように思います。

個人的には、来シーズン用に色違いでもう1枚あっても良いか?と思うくらい、気に入っています。奇しくも、公式サイトでは40%のセールが始まりました。

セール価格の1万円であれば、非常に満足できるクオリティのジャージだと思います。


-サイクルウェア
-,

© 2024 Better than nothing!やらないよりは良いロードバイクトレーンング Powered by AFFINGER5