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リム内幅21mmのワイドリムホイールに適合するタイヤリスト


表題の通り、「リム内幅21mmのワイドリムホイールに適合するタイヤリスト」というモノを作ってみようと思います。どこまで出来るか分かりませんが、出来る限りチャレンジしてみます。

一瞬「え?どういうこと?」ってなりませんか?

「これを解決したい」というのが、本記事です。

作成に至った理由

「非適合タイヤ」を2回も購入してしまったから

1本目はこちら。タイヤの規格に関して、商品パッケージや輸入代理店HPにまったく言及がない為断言はできませんが、状況的には旧規格(15Cの超ナロー仕様)と思われます。

2本目は、こちら。商品ページには「ワイドリム対応」とだけ記載があったので、購入ました。ただ、後日シクロワイヤードの商品紹介記事を読んだところ、「21mmホイールは適応外」ということが分かりました。

「なんでメーカー公式HPの商品ページに記載されていない内容が、メディアの記事に書いてあるんだよ…」と思ったかどうかはさておき、「それなら、21mmのホイールに適合するタイヤリストが欲しいな」と思ったのが、作成のキッカケです。

そしてこれらのミスについて。「あーミスった」で済むだけの失敗であれば良いのですが、ワイドホイールに旧規格のナロータイヤを取り付けると、タイヤの性能を十分に発揮できません。

また、最悪の場合外れてしまうかもしれません。もちろん、可能性はかなり低いとは思いますが。

リム内幅21mm幅のホイールが増えてきたから

リム内幅21mm幅のホイールは、ざっと思いつく限り「Roval(Specialized)、Bontrager(Trek)、Zipp、Enve」等、アメリカ系メーカーの商品という印象がありました。欧州系のMavicやカンパニョーロ製品の多くは、19mmです。

ところが2021年、シマノからも21mm幅のホイールがリリースされました。2022年には、普及価格帯の105シリーズのホイールも、21mm幅で発表されています。

21mm幅がアメリカ系メーカーだけなら「今後は北米vs欧州の覇権争いか?」という状況ですが、シマノまで21mmで製品を作り始めました。そうなると、21mm化の流れは全体に波及していく可能性があります。

これが、2つ目の理由です。

2022.10.19追記

ビアンキから、新型のオルトレが発表になりました。この完成車に付属するレパルトコルサのホイールも、リム内幅は21mmのようです。今後、もはやこれがスタンダートと言っても過言ではなくなるのかもしれません。

無いなら、自分でつくってみよう

率直に言って、タイヤの適合は非常に分かりづらいです。上記2本目のタイヤのようなケース、他にもザラにあります。

具体例を挙げます。冒頭にも記載しましたが

このような事例がいくつもあり、ネット上を探しても「なるほどな」と思えるような記事や投稿が、散発的にしか見当たりませんでした。

そこで、ネット上にも無いなら、自分で作ってしまえ!という目論みです。出来るのか正直半信半疑ではありますが、頑張ってみようと思っています。

記事は、日々更新するスタイルで作成します

「1タイヤメーカーに仮にブランドが2つあって、両ブランドに『スタンダード・耐久・軽量』とモデル違いがあり、全てのモデルに幅は4種類展開・CL /TL・・・これをメーカーの数だけ調べる必要があります。これ、専業でやっても3日やそこらでは終わりません。

「これで完全版です、皆さんどうぞご覧ください」と記事をアップロードするのは、現実的に無理です。作っている間に新製品が発表されたり、逆に廃盤になる製品があるかもしれません。その為、本記事は日々アップデートしていくスタイルにしようと思います。

という事で、コメント欄でもDMでも良いので「あれが抜けてる」「これは間違っている」etcお気づきの点があれば、教えていただけたら幸いです。

記事作成のルール

21mmホイールに対する適合について

  • 「A適合」:タイヤメーカーのHPに「21mmのホイールに使えます」と明確に記載があるもの
  • 「B適合」:一般的に使えると思われるが、メーカーのタイヤ紹介ページに客観的な記載が見当たらないもの (例:スペシャライズドのタイヤと同社ホイールの組み合わせetc)。また、「ベストではないが使える」etcの客観的な表記が見つかったもの
  • 「C適合」:「B」が成立するのであれば理論上使用可能と思われるが、客観的な根拠が無い故に本ブログとしてはオススメできないもの 

としています。(この辺りも、もっと良い案があれば随時見直していこうと思います)

リスト化するタイヤ

  • 輸入代理店やメーカーホームページにて確認が取れる製品のみ (Michelin Pro4等、調査できない製品はリスト化しない)
  • CLとTL/TLRをリスト化予定しています(TUは筆者が使用予定ない為)
  • 原則、新ETRTO対応タイヤのみを掲載しようと思います。(旧ETRTO設計のタイヤには、21mm幅ホイール適合のタイヤが無いと考えられる為)
  • 上記含め、その他運用は走りながら検討とします

2022.09.04追記 トレーニング用タイヤについて

商品紹介ページに「トレーニング用」etcの記載がある商品については、記載しないことがあります。

その理由は、筆者は通勤etcの移動手段以外の「トレーニングライド・サイクリング」に於いては、レース用のハイグリップタイヤ (もしくはそれに準ずるタイヤ)を履くべきだと考えているからです。

上記のような製品は、一般的に耐久性が高められている一方で、グリップ力がレース用のそれより低く設定されています。やや乱暴な言い方にはなりますが、「グリップが低い=スリップしやすい」と考えて良いと思います。従って

  • 上級者より初心者
  • レースより公道

こそ、ハイグリップタイヤを履くべきだと思います。(レースでは、周囲には他の参加者しかいませんが、公道は、クルマ・バイク・歩行者etc色々な人がいます)

トレーニング用タイヤを履くこと・履く人を否定するつもりはありませんが、「ハイグリップタイヤを履いていれば防げたであろう落車・事故は、ハイグリップタイヤを履いて防ぎましょう」というのが、本ブログのスタンスです。

2022.09.04追記 タイヤを選ぶ上で一番大事なこと

  1. ご自身が使うホイールのリム内幅と、タイヤに関する制限を正確に把握すること。同じ「リム内幅21mmのホイール※」でも、メーカー毎に適合するタイヤ幅は異なります
  2. タイヤの制約を確認し、ホイールに適合するタイヤを購入・取り付ける事

文字に起こせば何てことの無い、当たり前のことをキチンとやりましょうという話です。(それが大変に分かりにくいから、本記事の作成に至っている訳ですが)

※例えば

  • SpecializedのRapide CLXⅡホイール:適合タイヤ幅24~38mm
  • ShimanoのWH-R9270-C36-TLホイール:適合タイヤ幅25~32mm

これらは、同じ「リム内幅21mmのホイール」ですが、「適合するタイヤ幅」は異なります。

なお、冒頭に示した「例」について、スペシャライズドジャパンに問い合わせをしてみました。

結論から言うと

タイヤとホイールそれぞれの許容範囲を確認し、両者が一致する範囲内で使用してください

つまり、前述した

  • ホイール側表記:適合するタイヤは、24mm以上38mm以下
  • タイヤ側表記:24mmのタイヤは、リム内幅21mmのホイールには取り付け不可

このケースであれば、「よりシビアなタイヤ側の条件に則り、上記ホイールには25mm以上のタイヤを取り付けてください」となります。

理由は2つ。

  • 万一の際タイヤが外れて事故が発生するリスク・事故が発生した際に、保証が適用されないetc安全上の問題
  • 走行抵抗の増大・快適性の悪化といった性能的な問題

特に、前者の安全面を懸念して、タイヤに関する制約を設けているとのことです。

スペシャライズドジャパンのご担当者様、丁寧な回答をありがとうございました。

タイヤメーカーリスト (ABC順)

やっと本題に入ります。以下、タイヤメーカーをABC順に並べていきます。

Bontrager

商品ページを一通り確認し、「ロードバイク用」として今回調査対象と判断したタイヤは、以下の通りです。

  • Bontrager R2 Hard-Case Lite Road Tire 
  • Bontrager R3 Hard-Case Lite Road Tire 
  • Bontrager R3 Hard-Case Lite TLR Road Tire
  • Bontrager R3 Hard-Case Lite Reflective Road Tire
  • Bontrager R4 Classics Hard-Case Lite Road Tire (28c)
  • Bontrager R4 320 Handmade Clincher Road Tire
  • Bontrager AW1 Hard-Case Road Tire (28c) 
  • Bontrager AW2 Hard-Case Lite Road Tire
  • Bontrager AW3 Hard-Case Lite Road Tire
  • Bontrager AW3 Hard-Case Lite Reflective Road Tire

商品ラインナップが非常に多い…。加えて、各タイヤの商品紹介ページには、ホイールに対する適合が記載されていません。

そこで、リストで斜め文字にした

  • Bontrager R3 Hard-Case Lite Road Tire タイヤ幅23mm
  • Bontrager R4 320 Handmade Clincher Road Tire タイヤ幅25mm

この2タイヤについて

  • Q1:適合するボントレガーホイールのリム内幅
  • Q2:他社ホイールにボントレガータイヤを取り付ける際、社内になにかしら適合非適合に関する知見があるか?

また、別件として

  • Q3:今後、タイヤとホイールの適合に関して、商品ページに載せる予定はあるか?(分かりにくいので載せて欲しい)

以上を、メーカーご担当者さまに質問しました。回答は、以下の通りです。トレックジャパンのご担当者様、ありがとうございました。

  • A1:Bontrager R3 Hard-Case Lite Road Tire タイヤ幅23mm→使用に最適なホイールリム内幅は、17.5mm~19.5mm
  • A1:Bontrager R4 320 Handmade Clincher Road Tire タイヤ幅25mm→ 〃ホイールリム内幅は、19.5mm~23mm
  • A2:ボントレガータイヤと他社ホイールの互換性は、トレック社内で検証していない。およそ上記回答に沿った形で使用可能であろうと思われるが、断定はしかねる。
  • Q3:現状、組み合わせが膨大になるので公表する予定は無い。ただ、担当部署にそのような声があったことは社内で共有する。

以上の回答を頂きました。

一つ一つの製品を質問した訳ではないので断定は出来かねますが、上記回答を踏まえると“リム内幅21mmのホイールには、25c以上のタイヤが最適である”と解釈出来るかと思います。

よって、上記リストから25c以上のラインナップがある製品は、「リム内幅21mmホイールに適合する」とみなして良いと思います。

そしてオチを言うと、上記リストに挙げた製品は、全て25c以上のラインナップがありました。(一部末尾に28cと記載している商品は、28cが最小幅の製品です)

なお、原則通販をしていない本ブランド、購入する場合はTREK直営店もしくはTREK専門店店頭にて購入することになると思われます。であれば、その場でショップスタッフに確認するのが最も確実です。

 

余談ですが、メーカーで生産管理の経験がある私目線で見ると、ラインナップが多い=在庫管理・品質管理が非常に煩雑になります。なお、これでも「ロード用タイヤ」と思われる製品だけをピックアップしていますので、「タイヤ全体」で調べると「グラベル・マウンテン・街乗り用その他」で、3倍以上の商品が画面に出てきます。

様々なニーズに対応すべく上記のような商品構成になったと推測しますが、ショップ・メーカーの苦労が垣間見えた瞬間でした。

BRIDGESTONE

2023年夏、EXTENXZAシリーズがフルモデルチェンジし、新Etrtoに対応しました。21mmのホイールに関する記述はありませんが、新Etrto対応は明らかです。以下製品は、すべてB適合と判断します。

  A適合 B適合
R1X CL   25c、28c
R1X TLR   25c、28c
R2X CL   25c、28c、32c

R1X CL

  • B適合:25C、28C

R1X TLR

  • B適合:25C、28C

R2X CL

  • B適合:25C、28C、32C

CADEX

GiantのパーツブランドであるCADEXからも、先日新型ホイール「cadex 50 ultra」とタイヤ「cadex Aero Tubeless」が発表になりました。新ホイールのリム内幅は、22.4mm。本記事が想定している21mmを上回る内幅です。

商品紹介の記事には、新Etrtoの記述は見つかりません。ただ、リム内幅22.4mmの新型ホイールに履かせる事を想定して設計しているとの事ですので、19mmが基準の新Etrtoとは異なる設計と思われます。

その他に2種類あるタイヤもメーカーHPを確認しましたが、いずれも新Etrtoに関する記載は見当たりませんでした。

同社のホイールは「Cadex 42」シリーズだけがリム内幅19.4mm、それ以外は22.4mmです。
以上より、「リム内幅21mmに最適化したタイヤ」は、同社にはラインナップされていないと考えられます。

challenge

2023年2月頃、SANREMOというトレーニングタイヤがリリースとのこと。(記事はこちら)

ただ、メーカーの商品紹介ページ、メディアの商品紹介記事、いずれも新Etrtoに関する記載は見当たりませんでした。2023年になっても、新製品は新旧Etrtoタイヤが入り乱れるのでしょうか?

その他、2022.8.29時点でメーカーHPに記載のある商品は、一通り目を通しました。
Challenge STRADAクリンチャー 300TPIには“最近主流のワイドリムホイールにベストマッチ”という記述を認めましたが、その「ワイドリム」が何mm幅を想定しているのかは分からず。

21mm幅にベストマッチするタイヤは、2022.8.29時点では無しと判断します。(繰り返しにはなりますが、「絶対使っちゃダメ」ということは無いはずです)

CONTINENTAL

Grand prix 5000 / Grand prix 5000S TR

ホイールとの適合については、“(※各ホイールメーカーの適合表などをご確認ください)”との記載のみ。

その他、ロード系タイヤの商品紹介ページは一通り確認しましたが、2022.8.18現在では「新Etrto対応」と明記された製品は見つかりませんでした。

これだと「絶対使っちゃダメ」ということはないのでしょうが、タイヤ本来の性能は発揮できていないのかもしれません。(逆に、適合したらどれだけ凄いことになるのか興味があります)

個人的に、最も使用歴・距離の長いタイヤメーカーですので、調べてみました。

2023.9.4追記

ミズタニ自転車株式会社ホームページのGRAND PRIX 5000S TR製品ページに、上記の説明画像がありました。

これは、各タイヤサイズに対しての、最大リム内幅を意味していると考えられます。

例えば25−622の場合(俗に言う25cのロードバイク用タイヤ)、リムが21cより大きいホイールには取り付け不可を意味しています。(これ以上広いタイヤに使うと、タイヤの断面がカマボコ状になってしまう)

この説明画像を見る限り、本記事の主旨である「リム内幅21mmに適合するタイヤ」は、「25c以上のタイヤは適合」と考えられます。

実際、この記事によると、ポガチャル選手はツールドフランスで姉妹品のGrand Prix 5000TT TRの28cを、リム内幅25mmのホイールに使っていたようです。

Hutchinson

私が自転車に乗り始めた頃は”ユッチンソン”が主流だった気がするのですが、今は“ハッチンソン”のようです。

2022年、新型のCHALLENGERが発表されましたが、メーカー商品紹介ページメディアの商品紹介記事共に、新Etrtoに関する記述は認めません。

その他、FUSION 5シリーズも新Etrtoに関する記述は無し。

GOODYEAR

2020年頃に、自転車用タイヤに参入したようです。個人的には、ピレリ・ブリヂストンと並び、F1のイメージが強いメーカーです。なお、フカヤ社のHPには、どう言うことかフラッグシップであるはずのEagle F1はありません。モデルチェンジがあるのでしょうか?

VECTOR 4 SEASON

本製品は、CLとTLRのラインナップがあります。新Etrtoに関した明確な記述はありませんが、このように非常に分かりやすいリム内幅とタイヤ幅のチャート表があります。これを全メーカー・全代理店が作成してくれれば、このページが要らなくなるのですが…

  • A適合:30C、32C
  • B適合:25C、28C

EAGLE SPORT

こちらは、CLのみ。リム適合も、Vectorと若干異なります。

  • B適合;25C、28C、30C、32C

iRC

2022年春、AspiteシリーズがFMCし、新Etrtoに対応しました。

一方、Formula Proシリーズは、商品紹介ページに「ワイドリムへの対応」と記載がありますが、ここでいうワイドリムはリム内幅19mmです。21mmへの取り付けに関しては言及されていないので、ご注意ください。

リム内幅21mmの適合に拘るのであれば、2022.8.29時点では「Aspiteシリーズ一択」です。

  A適合 B適合
Aspite  Pro RBCC 30c 25c、28c
Aspite  Pro S-Light 30c 25c、28c

Aspite Pro RBCC

メーカー商品紹介ページに、「ニューエトルト スタンダード」と明確に記載あり。新Etrto設計です。

  • A適合:30C
  • B適合:25C、28C

Aspite Pro S-Light

こちらもメーカー商品紹介ページに、「ニューエトルト スタンダード」と明確に記載あり。新Etrto設計です。個人的には、軽量モデルのこちらを選びたいと思います。

  • A適合:30C
  • B適合:25C、28C

MAXXIS

High Road SL メーカーの商品紹介ページ・メディアの商品紹介記事、いずれも新Etrtoに関する記載無し。

その他、全13品の商品紹介ページをすべて確認しましたが、いずれも新Etrtoに関する記載は見当たりませんでした。

適合するタイヤ無し、と判断します。

Panaracer

以下全て、新Etrto対応です。

複数の銘柄にそれぞれ細かく幅のラインナップがありながら、この価格。影には、素晴らしい企業努力があるのだろうと思います。いままで殆ど使ったことはなかったのですが、良い機会ですので1回購入しようと思っているブランドです。

  A適合 B適合
AGILEST CL   25c、28c
AGILEST TLR 30c、 25c、28c
AGILEST DURO   25c、28c
AGILEST LIGHT   25c
AGILEST FAST 25c、28c  

AGILEST CL 

AGILEST TLR 

  • A適合:30C
  • B適合:25C、28C

A適合に拘るのであれば、TLRを使う必要がありますね。私も1回使ってみようと思います。

AGILEST DURO 

  • B適合:25C、28C

AGILEST LIGHT 

  • B適合:25C

軽量モデルの「ライト」には、28Cがありません。

AGILEST FAST

  • A適合:25C、28C

こちらを見る限り、25c28cいずれもリムサイズ21mmのホイールに対応しているようです。

Pirelli

P ZERO ROADは、「17Cリムを基準に設計している」と明確に記載がありました。似たような名前の商品で対応/非対応が分かれていますので、ご購入の際はご注意を。

2023.03.09追記 P ZERO RACE TTを追加。

  A適合 B適合 C適合
P ZERO RACE CL 30c 26c、28c  
P ZERO RACE 4S CL 30c 26c、28c  
P ZERO RACE TLR SL   26c、28c  
P ZERO RACE TLR 30c 26c、28c  
P ZERO RACE TLR COLOR EDITION   26c、28c  
P ZERO RACE TT   26c、28c  
CINTURATO VELO TLR     32c、35c

P ZERO RACE CL

新Etrto対応と、商品紹介ページに記載あり。

  • A適合:30C
  • B適合:26C、28C

P ZERO Race 4S CL

新Etrto対応と、商品紹介ページに記載あり。

  • A適合:30C
  • B適合:26C、28C

P ZERO Race TLR SL

商品紹介ページには、“新Etrto対応”との明確な記載はありません。

シクロワイアード記事には“ピレリはETRTO規格に基づいて開発が行われており、ホイールに装着したでのタイヤ外径と幅を公表している”と記載があり、“新Etrto”とは記載されていませんでした。

しかし、商品紹介ページには新Etrto対応のタイヤ適合チャート表と、表記タイヤ幅・リム幅・取り付けた実際のタイヤ幅に関する記述を認めます。

また、26C以上のタイヤ紹介ページには、21Cホイールに関する記述を認めます。加えて「19mm幅のホイールに取り付けたとき、タイヤの表記サイズと同じ幅になる」旨の記載がある事より、新Etrto設計と思われます。

以上より、21mmリムでも使用可能と判断しました。(本当は都度メーカーに問い合わせるべきなんでしょうが、労力…)

  • B適合:26C、28C

P ZERO RACE TLR

P ZERO Race TLR SL と同様です(商品紹介ページ)。なお、こちらにはA適合となる30cがラインナップされています。

  • A適合:30C
  • B適合:26C、28C

P ZERO RACE TLR COLOR EDITION

P ZERO Race TLRには「新Etrto対応」の記載がないのに、“カラーエディション”になると、「新Etrto対応」と商品紹介ページに明確な記載あり。

  • B適合:26C、28C

P ZERO RACE TT

新Etrto対応。商品紹介ページによると、”トレッドの下のプロテクションを排除し〜”とあるので、パンク耐性は低いのだろうなと想像します。路面が比較的綺麗な富士ヒルetcであれば良いかもしれません。

  • B適合:26C、28C

CINTURATO VELO TLR

商品紹介ページには、新Etrtoに関する記載は見つかりませんでした。2018年発表の製品という事もあり、まず間違いなく旧Etrtoと考えます。シクロワイヤードの紹介記事は、こちら

一方で、“32cタイヤはリム内寸21cより大きいホイールには使用不可”と記載がありました。

これはつまり、32cタイヤは21mmのホイールに取り付けが可能と読み取る事が出来ます (21cより大きいのはダメ=21cは可。21.1c以上はダメ。…で日本語合ってますよね?)。

以上より、C適合で使用可能と判断します。なお、どうでも良いのですが、この製品だけタイヤ幅毎に製品紹介ページが作成されているのは何か理由があるのでしょうか?

  • C適合:32c、35C

SCHWALBE

個人的には久しく使っていないブランドでしたが、キャニオン アルティメットの試乗車は同社のタイヤを履いていました(試乗車は、プロワンTTのCLでしたが)。非常にグリップ・転がりについてポジティブな印象を受けましたので、一度購入してみたいブランドの一つです。

2023.05.15追記

読者様より、シュワルベのQ&Aページに、リム内幅とタイヤの取り付けに関して記載がある旨のコメントをいただきました。

教えていただき、ありがとうございます。

SCHWALBE PRO ONE TUBELESS EASY

  • A適合:30C、32C、34C
  • B適合:25C、28C

メーカーの商品紹介ページには記載がありませんが、シクロワイヤードの記事を見ると、新Etrto設計のようです。メーカーホームページに分かりやすく記載して欲しいですね…

なお、メーカーHPに同じく「New」の文字があるSCHWALBE ONEシリーズは、新Etrto対応に関する記事を見つけられませんでした。

Specialized

新Etrtoに関する記載は、いずれの商品にも記載がありませんでした。

しかし、同社は早くから独自に設計したリム内幅21mmのホイール(Rapide、Alpinist)を販売しています。そして、同社がそのホイールに合わせて設計したタイヤであれば、記載が無くても適合するのが自然と考えられます。

また、冒頭の「お問い合わせ」にて、同社のタイヤがRapide、Alpinistに適合することを確認しました。

一方で、本記事は「他メーカーのリム内幅21mmホイール」との適合も考慮する必要があります。

「24Cのタイヤ×リム内幅21mm幅ホイール」の組み合わせについては、調べたところ「グレー~黒」な組み合わせが複数想定されること
スペシャライズドジャパンご担当者さま曰く「Rapide・Alpinistも、最もオススメするのは26cであること」

以上より、本記事において同社の24cタイヤは「ホイールに依る」と記載します。

「24cのタイヤは、21mmホイールに使えます」と書くと例外が発生しますし、「使えない」と書いても嘘になります。

非常に曖昧になって心苦しいのですが、ご理解頂ければと思います。(こういうのを分かり易くする為に本記事の作成に至ったのですが…力及ばず。)

  A適合 B適合
Turbo Cotton   24c(ホイールの条件を要確認)、26c
Turbo Cotton LTD   26c、28c
Turbo Cotton Hell of The North   28c
S-Works  RapidAir 2Bliss  Ready   26c、28c、30c
S-Works Turbo   24c(ホイールの条件を要確認)、26c
Turbo Pro   24c(ホイールの条件を要確認)、26c
All Condition Armadillo Elite   25c
All Condition Armadillo   28c
Espoir Sport   25c、28c
Road Sport   26c、28c

Turbo Cotton

  • B適合:24C(ホイール側の条件を要確認)、26C

Turbo Cotton LTD

  • B適合:26C、28C

Turbo Cotton Hell of The North

  • B適合:28C

S-Works RapidAir 2Bliss Ready

  • B適合:26C、28C、30C

S-Works Turbo

  • B適合:24C(ホイール側の条件を要確認)、26C

Turbo Pro

  • B適合:24C(ホイール側の条件を要確認)、26C、28C

All Condition Armadillo Elite

  • B適合:25C

All Condition Armadillo

  • B適合:28C

Espoir Sport

使ったことが無いのでいい加減な事は言えませんが、このグレードのタイヤは個人的にはオススメしかねます。
また、Roval製品の規定が「最低24mm以上、推奨値は26mm」である事から、23mmは適合外と判断しました。

  • B適合:25C、28C

Road Sport

  • B適合:26C、28C

Vittoria

以下全て、新Etrto対応です。

  A適合 B適合
CORSA PRO TLR 30c、32c 26c、28c
CORSA PRO CONTROL TLR   26c、28c
CORSA N.EXT CL 30c、32c、34c 26c、28c
Zaffiro Pro CL 30c、32c 25c、28c

CORSA PRO TLR

CORSAがフルモデルチェンジし、「CORSA PRO」となりました。新Etrto対応です。

CORSA PRO CONTROL TLR

耐パンク性を強化したコントロールもリニューアル。こちらは、28Cまでの様です。

CORSA  N.EXT (コルサ・ネクスト ) CL

34Cって、履けるバイクがかなり限られるような気がしますね…私のスペシャリッシマ、公称値は28Cまでです。

ZAFFIRO PRO CL

  • A:30C、32C
  • B:28C、25C

個人的には、トレーニングであってもハイグリップタイヤを履くべきだと考えているので、このグレードのタイヤは正直オススメしにくいです。

こんな感じでやっていきます

言い訳するつもりはありませんが、一個人が趣味の範囲で作成しています。また、冒頭に記載した通り、メーカー商品紹介ページとメディアの記事が違うetcも御座います。

悪意を持って嘘を書いたり、誤解を招くような事は記載しないよう最大限注意を払って作成しますが、最終的にはご自身でご確認の上ご購入・ご使用をお願いいたします。

修正歴

  • 2022.08.08 Panaracerを追記しました。
  • 2022.08.18 Continental,Hutchinson,Pirelliを追記しました。
  • 2022.08.29 CADEX,challenge,IRCを追記しました。
  • 2022.09.04 「タイヤを選ぶ上で一番大事なこと」 MAXXIS,Specializedを追記しました。
  • 2022.10.19 Bontragerを追加しました。
  • 2022.12.31 各メーカーの製品表を挿入しました
  • 2023.03.09 ピレリに商品を追加。グッドイヤーを追加。
  • 2023.05.15 Vittoria、SCHWALBEの補足を追記しました
  • 2023.09.04 Continental、パナレーサー、BRIDGESTONEに追記しました。

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