UA-186821310-1 その昔、交通事故にあってしまった話 vol.3 • Better than nothing!やらないよりは良いロードバイクトレーンング

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その昔、交通事故にあってしまった話 vol.3


私は、お恥ずかしながらロードバイクに乗っていて、事故に遭った事があります。
詳細は別記事に譲りますが、こちらは「道路を走っていた」過失を取られた10:90の被害事故※でした。
※(どうにかして防げなかったのか云々は、前回以前の投稿をご覧下さい。それらも踏まえて、ココでは敢えて「被害事故」と書いています)

事故に遭った時、最も気になる事の一つが「お金の話」では無いでしょうか?

本ポストは、私が経験した事故の「お金周り」の事を書いていきます。

結論からいうと

  • 物損事故の弁償 →弁護士を入れようが入れまいが、金額は殆ど変わらない(筈です)。
  • 人身事故の慰謝料→素人が保険会社相手に交渉しても、ラチがあきません。素直に弁護士を入れるべきです。
  • 損得で語るべき話ではない事を大前提踏まえた上で敢えて言うなら、事故に遭うと「損」です。これは、事故被害者が「得」しないような仕組みになっています。

前提として必要になるであろう予備知識

私は事故に遭う前は「事故に遭ったら慰謝料を貰う」「事故を起こしたら慰謝料を払う(ただし、保険に入っていればそのお金は保険会社が払う)」程度の知識しかありませんでした。
クルマも運転するので、優先道路や過失割合のルールは当然把握していましたが「事故が起きた後の手続きやお金の話」は、よく分かっていませんでした。

上記レベルの知識だと、以降の内容を理解するのは難しくなると思われますので、私が事故後に学んだ最低限必要になるであろうレベルの知識を共有します。
外で自転車に乗れば、事故に遭ってしまう確率は必ず一定程度発生しますので、この程度の知識は知っておいて損は無いかと。

なお、細かな事やもっと正確に理解したい方は、ググるなりで弁護士事務所のHPを見て下さい。逆に、知っている方は読み飛ばし推奨です。
もし誤っている箇所があれば、ご指摘頂けると幸いです。

予備知識1:「慰謝料」が発生するのは人身事故のみ。物損事故は「被害に遭った物の弁償」のみで、慰謝料は発生しない。


事故の被害が物のみ(exフレームが折れた)であれば、物損事故。

被害が人間にも及ぶ(ケガをした・死亡した)場合は人身事故となります。

物損事故では、壊れた物に対して減価償却分(予備知識2※)を差し引かれた同等の物に交換or金銭弁償となります。(運が良ければ、同型新品交換になる場合もゼロでは無いようですが。)


人身事故の場合、入院・通院期間に応じた「慰謝料」が発生します。

予備知識2:物損事故の「物」は、購入から年数が経つと価値が減り、事故時点で残っている価値分しか弁償されない。


ロードバイク(おそらくクロスバイクやマウンテンも)は「5年」です。仮に50万で買ったフレームを丸3年乗って事故で全損にした場合、残りの価値は50×(5-3)÷5で20万です。

そこに「〇〇のレースで勝った思い入れがある自転車」だったり「日本限定○台」の価値は、ほぼ考慮されません。

そして、20万相当のフレームで弁償してもらうか、現金で20万円受け取るかを選ぶことが出来ます。

もし過失割合があれば、20万から過失割合分を値引かれます。(もし30:70の事故であれば、14万の弁償になる)

なお、私の事故の時は、後述する通りホイールやシフターetcも5年償却で弁償を認めて貰えた一方、チェーンやタイヤは消耗品扱いで、弁償対象外でした。

理論上は、乗り始めて半年の未だピカピカの自転車でも「新品」に戻すには幾らかの自己負担が発生します。(相手方保険会社・担当者によっては、新品になるケースも無くは無いようですが)

これらが、「事故に遭うと損をする」理由です。

なお、これは余談とはなりますが、私がロードバイクに乗り始めた2010年頃は、スポーツ自転車に減価償却という概念がまだ定着してなかったのか、「事故に遭うと新品になって帰ってきた」という話を見聞きしたことがあります。

ただ、当時と比較して、昨今は街・道路にスポーツ自転車が増えました。

それに伴い事故も増えたのでしょう。保険会社も対策しているのか、昨今ロードバイクは減価償却の対象となっているようです。

ネット上では「減価償却は企業会計の指標であり、イチ個人の私有物に適用する概念ではない」という理由から、減価償却の対象とはならないと書かれている記事もあります。

私は、それがどのような経緯を辿って変わったのかは分かりませんが、少なくとも私は減価償却分を差し引かれました。

なお、自転車の査定業者さんや弁護士に聞いた話も、「現在は減価償却分を差し引かれる」で回答は一致していました。

イチ被害者としては簡単に納得しにくい話ではありますが、「3年乗って新型が出た頃に事故に遭ったら、新モデルで返ってきたわw」が罷り通るのも一方でおかしな話です。
これは、個人的には仕方ないと思っています。

さて、さらに話は脱線していきますがw、先の5年で無価値の原則を杓子定規に当てはめると、5年以上乗った自転車は価値がゼロということになり、事故に遭ってもビタ一文貰えないと言うことになります。

ただ、それではあまりに被害者が報われないと言うことで、40%程度の弁償が最低限保証されるとかされないとか。

これは、事故後に私がどこかの弁護士事務所HPか何かでチラっと目にしただけですので、交渉次第・相手方保険会社次第になると想像します。

そして、これも余談ですが(だけど結構重要)w、最低40%が補償されるとはいえ、古い(かつ廉価)自転車で外車や高級車相手に事故を起こすと、悲惨な状況が起こり得ます。

それは、「事故被害に遭って自転車は戻ってこないのに、相手側クルマの修理代を払わされる」というパターンです。

外車のドア1枚交換は、約30万円~が相場です。5年以上乗った定価7万の自転車で過失割合20:80の被害事故に遭うと、28,000×0.8と300,000×0.2の差額が-37,600ですので、約37,600円を「被害者が加害者に」支払うことになります。
(保険に入っていれば、保険会社に払って貰えるはず)

すごく理不尽に感じますが、過失割合と物損事故はこの様に清算されます。

高級車相手に事故を起こさないよう、くれぐれも注意しましょう。(違うそうじゃない)

予備知識3:人身事故の慰謝料は、「ケガの程度と入院通院期間・後遺症の有無」で、ある程度相場が決まっている。ただし、弁護士介入の有無で計算テーブルがそもそも異なる。

一言でいえば、弁護士が入らないと「被害者が損するテーブル=法が定める最低限」に基づき慰謝料が計算されます。

これが、弁護士を入れるだけで「弁護士のテーブル=裁判した場合の金額」に基づいて慰謝料算定がされます。

最も専門的な話になりますので、詳細は交通事故を扱う弁護士事務所HPをご確認下さい。

軽症(ムチウチ)と重症(概ね骨折以上)2パターンの計算表と、弁護士無しと有りの計算表計4パターンの慰謝料計算式を見ることが出来ると思います。

私の事故は、後遺症の残らない軽症の人身事故でしたので、特に後遺障害の認定については不勉強故書くことが出来ません。

私の事故の場合

やっと本題です。私の事故は、前述の通り過失割合10:90の被害事故でした。

相手の軽トラックは、左前バンパーの部分に傷が入り、板金の修理代は50,000円でした。

私は、50,000×10%の5,000円を、加害者へ修理代としてお支払いする事になります。(実際の運用は、自転車の弁償額が-5,000円となる)

私の自転車は、前回のポストで記載したとおり、相手方保険会社が業務を委託している自転車の査定業者さんに、パーツ毎に査定していただきました。

査定額は、残存価値を基本として、ヤフオクetc中古品の購入相場額を総合的に考慮して出している、とのことでした。

なお、査定業者さんは相手方保険会社の業務委託という立場のため、最初は「保険会社側の人間か」と不安でしたが、私の担当になった方はフラットな立場で査定してくれたと感じています。

リムブレーキ車で事故に遭ったら? →互換性の無い部品も弁償してもらって下さい

近年ロードバイクはディスクブレーキ化が進んでいます。

私は、未だにリムブレーキの自転車に乗っているわけですが、ここで一つ問題が発生します。

それは、「フレームだけ弁償されても困る」という問題です。

おさらいになりますが、事故で3年乗った定価50万のリムブレーキ仕様の「フレームだけ」が全損(ホイールやコンポは無事)になった場合、前述の通り原則20万円の査定となります。

そして、事故時点で販売されている20万円のフレームに交換して貰うか、現金で20万受け取るかを選択します。(過失割合があれば、そこからその分が引かれます)

しかし、近年のディスクブレーキ移行に伴い、20万円のリムブレーキ仕様のフレームが、メーカーによってはラインナップに無い場合があります。

そうなると、例え20万円貰ってもディスクブレーキの「フレーム」しか購入できず、手元にはディスクのフレームとリムのホイール・ブレーキが残り、自転車として完成しません。

この問題については、私の場合は「ディスク車とリム車で互換性のない部品がある」事を説明した上で、「それらディスク車と互換性のない部品については、フレーム同等の全損被害を受けた」扱いとして弁償して貰いました。

ぱっと思いつくところでは「ホイール・シフター・ブレーキ本体」でしょうか。私の場合はFD/RDも弁償対象でした。

サイコン・ライト・ボトルケージ・ペダルはディスク車でも使い回す事が出来る部品のため、弁償対象外でした。

査定額に納得がいかない場合は?→自分で、もっと価値がある「客観的な」証拠を示して交渉して下さい

査定された額や弁償対象となる部品の範囲に納得がいかない場合、自分で「この部品は○○だから、この金額は低すぎる(この部品も互換が無いから、弁償対象です等々)」と、査定担当者さんと交渉する必要があります。

私の場合は、ホイールだけ購入時期に対して安価な査定がされていたので、訂正をお願いしました。(トレーニング用ホイールでしたので、数千円程度の誤差レベルでしたが)

なお、また話が横道に逸れますがw、査定は「安定のシマノ・近年はスラムも善戦・カンパは苦しい」というお話もお聞きしました。

私はずっとスラムしか使っていませんが、中古相場的にはシマノが最も値崩れしないそうです。シマノコンポは、金額を期待出来る一方、カンパはユーザーが少ないこともあり、このような査定の場面ではかなり苦しい額になるとか。

カンパやユーザーをどうこう言う意図はありませんが、カンパは苦しい査定額になる傾向にあるという現実は、知識として頭の片隅に知っておいて損は無いと思いました。

このように、基本的には「査定業者さんと私」で、購入時期と中古相場額を基に自転車の被害額を決定します。

そこで決まった金額が、査定業者→保険会社に伝達され、最終的には保険会社と私で「過失割合と金額の同意→弁償金額の支払い」となります。

私の場合、事故発生からおよそ1ヶ月後にお金が振り込まれました。

PS.なお、被害にあった自転車とホイールコンポその他付属品については、今回は私の手元に残ることとなりました。

「0:100だと相手方に所有権が移るから引き渡しに応じなければならないが、10:90ならこちらに所有権が一部残るから引き渡しに応じる必要は無い云々」というネット上の記事も目にしましたが、真相は申し訳ありませんが不明です。

私のように「フレームだけ」の事故であれば、残ったコンポはローラー用バイクに使い回すetcもできます。

気になる事項の一つだと思いますので、過失割合や金額の同意をする際に、保険会社に必ず確認してみて下さい。

事故の自転車を回収するかどうかは、相手の保険会社・事故によって都度対応はマチマチのようです。

まとめ ~物損はさほど揉めない(はず)~

物損事故、特に自転車の被害額については、弁護士が入る余地は殆どありません。

ほぼ機械的に「カタログ定価×(5年-使用年数)×10%」で金額が決まるからです。

揉めるとすれば「過失割合」と「減価償却の年数」でしょうか。

これもネット上で見た話ですが、「減価償却の年数を3年で提示する」保険会社があるようです。

これでは不当に査定金額が下がってしまいますので、その場合は弁護士に相談をした方が良いと思われます(若しくは、自分で判例のコピーを保険会社に渡すか)。

他にも、査定業者さんと「世間話」をしましたが、色々書いたら既にこれだけの文字数になってしまいました。

他にも興味深い話を伺うことができたので、機会があれば別途書こうと思います。

さて、ここまでで解決したのは物損被害だけです。人身の方は、未だこれからです。

ちなみに、人身の方がモメます。「1円たりとも払うものか」という、保険会社の本気を見ました。

人身は、きちんとした弁償を受けたければ、弁護士介入必須です。

長々とお付き合いありがとうございました。

誰かの、何かの為になれば幸いです。

つづく。

こうやって並べると、私の車は小さいですね

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