富士ヒルが、いよいよ来週に迫ってきました。
ここ2年は新型コロナウイルスの影響で、私がエントリーしていたレースも多数中止になりました。大規模な大会は、2019年のキングオブヒルクライム富士山に参加して以来となります。
そんな中でも、関西きの比較的小規模のレースには運良く参加出来ていました。市街地からも遠くなく、標高がさほど高くない場所でのレースであれば、準備は普段の練習+αの荷物で事足りる場合もあります。
ただ、今回参加する富士ヒルは、スタート地点が海抜900mです。スタート地点でさえ、5月下旬であれば「あぁ涼しいな」と思える、六甲山の山頂と同じ標高です。そこから1,200m登り、ゴールは2,300m地点です。単純計算で、六甲山の山頂から更に7℃ほど気温は下がります。自ずと、しっかりとした準備が必要になります。
数年ぶりにスケールの大きいレースを前に、当時を思い出しながら準備をしています。しかし、いかんせん2年以上昔の記憶を辿りながらの準備で、忘れ物がないか、やや心配です。
ということで?準備をしながら同時進行で「ヒルクライムレース参加に際して必要な物」をリスト化してみました。
ヘルメットetc一部アイテムは重複記載されていますが、それだけ重要だと思うが故です。あしからずご了承ください。
「ウェア選び」の記事と同様、大会に参加する毎に、ブラッシュアップしていきたいと思います。
必需品 ~コレが無いと大会に参加出来ません~
- 参加証 (署名捺印その他、記入事項は要確認)
- 体調管理票etc、参加証に付随する物 (大会公式HPにて都度要確認)
- 自転車 (di2やetapは事前に充電。Assiomaも忘れずに)
- サイコン (事前に充電)
- ボトル
- ヘルメット
- ビンディングシューズ
- クイック・スルーアクスル
富士ヒル・乗鞍etc規模の大きなイベントであれば、現地の物販ブースで調達出来る物もありそうですが…まあ忘れないに越したことはありません。移動でホイールを外す場合、クイックやスルーアクスルを忘れないように。
他に気をつけるべきは、充電関係です。詳細は、各自ご自身の手持ち機材に読み替えて頂きたいのですが、私の場合は「Di2・ペダル(左右)・サイコン」です。自転車なのに、充電が必要な用品が多すぎです。なお、移動中に誤って電源が入るetcによって放電されるリスクがあるので、充電機器もセットで持って行くべきだと思います。最悪、無くても出走そのものは可能ですが…
ボトルについては、個人的にはヒルクライムレースならこれが気に入っています。非常に軽く、中身(残量)が一目で分かります。
レース当日に身につけるモノ
- ヘルメット
- サイクルキャップ
- アイウェア
- グローブ
- 心拍計
- インナーウェア
- ジャージ上下
- ソックス
- ビンディングシューズ
- シューズカバー
- 両面テープ (ゼッケンを貼る用。大会規則によっては使用不可の場合あり)
- 安全ピン (ゼッケンを貼る用。大会によっては、配布される数が少ないため)
- アームウォーマー (必要に応じて)
- レッグウォーマー (必要に応じて)
- レインジャージ (必要に応じて)
これらをひとまとめにして、1コカバンを作ってしまうとラクです。かさばる量ではないので、Bag in bagでも可。ジャージは最悪どうにかなるとして、靴とヘルメットだけは忘れない!
下山用預け荷物
- タオル (乗鞍の参加賞)
- サイクルキャップ
- ネックウォーマー
- 冬用グローブ
- レインジャケット
- 長袖防風ジャケット
- 長袖起毛ジャージ
- 長袖起毛インナー
- 長袖ドライインナー
- 防風タイツ
- 起毛レーサーパンツ
- レッグウォーマー
- 冬用ソックス
- シューズカバー
- ゴール後の飲食物 (中でこぼれると悲惨なので、ジップロックに入れておいた方が良い)
- 予備チューブ
- 携帯空気入れ
- タイヤレバー
- 現金(1,000円程度)
- ポリ袋 (レースで濡れたウェアを入れる用)
下山の時間や標高次第で、ここから荷物を減らします。例えば、一昨年出場した高取城ヒルクライムは、真夏の晴れた昼間のレースで登る時間も20分程度でした。念のためジレを預けたような記憶がありますが、結果的に防寒着は全く不要でした。
しかし富士ヒルのゴール標高は2,300mに達します。ゴール地点は、スタート地点より単純に7℃近く気温が下がり、吹く風も冷たくなります。
当日がよほどの快晴でなければ、基本ゴール後は全身着替えるつもりで準備が必要です。汗・雨に濡れたウェアの上に幾ら暖かいモノを着込んでも、中のウェアが冷えて体温を奪うので、暖まりません。
下山用荷物は、真冬に雨の中で自転車に乗る事をイメージして準備しなければなりません。使わなければ、そのまま持って下りればよいだけです。持って行きすぎるデメリットは、特にありません。
長袖のジャージ・ジャケットは、最低2枚入れておくと便利です。レーサーパンツを履き替える際、長袖ジャージを腰に巻けば、わざわざ人目につかない場所まで移動しなくともレーサーパンツを着替えることが出来ます。
半袖ジャージでは、腰に巻けません。長袖でもインナー(ファスナーが無い)では、「面積」が心許なくなります。広げて腰に巻ける「ファスナー付きの長袖ジャージ2枚」がポイントです。
勿論「巻く」だけであればバスタオルでも良いです。ただ、ジャージであれば、2枚とも下山時の防寒着になります。この技は、地味にオススメです。
レース当日の朝使うモノ
- フロアポンプ
- 空気圧計
- 日焼け止めクリーム
- スポーツバルム
- タオル×2
- カフェイン錠
- 骨伝導イヤホン
- ローラー台 (専用クイックと、前輪を置く「台」を忘れない)
- スタート前に飲む・食べるモノ (高エネルギーゼリーetc)
スポーツバルムを塗った手で目や局部を触ると悲惨なことになるので、専用のタオルは必須です。そのタオルは、アップ時の汗拭きにも使用不可。次使うのは、レース後にオイルを拭うときです。他のタオルと、明確に区別すること。
なお私は、自転車レースの際に1枚だけ浦和レッズのタオルを持って行きます。その他は、乗鞍やその他大会の参加賞etcの物を適当に持って行きます。浦和の赤いタオルが、コレ用です。
また、スポーツバルムやアップオイルを塗る場合、日焼け止めはいつ塗るのが正解なんでしょうか?個人的には先に日焼け止めを塗って、その上からアップオイルを塗っていますが…
その他、人によって差が出る部分だと思います。「コレは便利ですよ」とかあれば、是非教えてください。
余裕があれば持って行く物
この辺りからは、判断が分かれる部分だと思います。ご参考まで。もし、「コレはあると便利ですよ」とかあれば、是非教えてください。
工具関係
- ディスク車用のダミーパッド・ローターカバー
- フロアポンプ
- 空気圧計
- 工具箱 (工具箱を持っていかない場合、ツール缶に以下)
- ヘックスレンチ (ペダル用の8mmを忘れない)
- トルクスレンチ
- ドライバー
- 予備チューブ
- 携帯空気入れ
このタイヤレバーがあれば、TLの滅茶苦茶固いタイヤでも取り付け出来るかと。一家に1セットオススメです。私は、工具箱とツール缶で2セット持ってます。
充電関係
- Etap充電器 / Di2充電ケーブル
- Assioma充電ケーブル
- サイコン充電ケーブル
- モバイルバッテリー
- USB充電器
移動中、万一スイッチが入ってしまうと、知らずのうちに放電されてしまうリスクがあります。汎用品はコンビニで買うという手もありますが、専用品は持参が吉。
予備部品
- コイン電池予備 (心拍計・シフター用)
- クリート
- チェーン
- タイヤ
- チューブ
- ブレーキシュー
いずれも使ったことはありませんが、自分でクルマを出すなら持っていて損は無いかと。誰かに乗せて貰う場合や輪行であれば、ココは削ります。
ケミカル関係
- ウェス
- 水無し洗車泡スプレー
- スプレー式パーツクリーナー
- チェーンオイル
- メンテナンススタンド
誰かのクルマに乗せて貰う場合や輪行であれば、ココもカット。
私の場合、帰宅後はゆっくり自転車を拭く時間が取れないので、レース後~帰宅までの時間に自転車の手入れをしてしまいます。言うまでもありませんが、チェーンを洗った場合に廃液etcが出た場合、現地に残さないこと。
その他
- プロテイン・サプリメントetc
思い付いたら、追記します。
まとめ
ヒルクライムレースは、下山用荷物がある分、ロードレースより準備する物品が増えます。早めに準備をして当日忘れ物をせず、万全の状態でレースを迎えたいところです。私も、準備は早め早めに済ませようと思います。
2022.08.24 追記
持ち物リストのPDFを作成・追記しました。
2022.09.06
「当日身につけるもの」に「心拍計」を追記
「当日朝使うもの」に「ウォームアップ用ジャージ」を追記 (どちらも、PDFは未反映)