週末は、表題のブルベを走ってきました。
ブルベを走るのは3回目です。
前回は、2020年の10月に「200km 3,000upのラストに六甲山山頂ゴール」という、ロマンに溢れるコースに魅力を感じてエントリー。
今回は、普段走ることの無いエリアを走ってみたいと思い、「河内長野~五條~吉野~宇陀~室生~名張~香落渓~曽爾高原~吉野~橋本~河内長野」という200kmにエントリーしました。
結果は、前回の反省も活かしつつ、8時間46分で無事完走しました。
準備編
今回のブルベ参加に向けて、準備した事を備忘録的に記載します。
初心者目線で書いていますので、ベテランの方は参考にならないかもしれません。ご了承ください。
補給食
私は、普段自転車に乗るというと「毎回100km弱・3~4時間程度」しか乗っていません。
その場合、補給は無しor パンを1つ(200kcl)程度です。
ただ、200kmを越えるブルベになると、補給は必須です。
前回は、前半の補給を薄皮あんぱんだけに頼った結果130km過ぎに脚を攣ってしまい、後半は何度もDNFの誘惑に耐えるハメになってしまいました。
(マンナの前から1時間で帰宅出来るのに、わざわざ三田方向に走って・有馬・六甲山と登るのは、イベントじゃなきゃ無理です)
ミネラル分の不足と、あんパンを食べ続けた結果口の中がモッタリしてしまい、中盤以降定期的な補給が出来なくなったのが失敗の原因と考えています。
その反省もあり、今回は補給食を対策しました。
使ったのは、「アミノバイタル アミノショット パーフェクトエネルギー」です。
EMUのにんにんさんが、キャノンボールの際に使ったとのことだったので、試してみることにしました。
なお、忍者さんはお味があまりお好みではないらしいのですが、私はとても好みでした。
程よい酸っぱさで、羊羹やあんパンでモッタリする口の中がリフレッシュされました。
このサイズ感で、一袋109kcal、アミノ酸2.5gです。
装備関係
- 前後のライト(点滅のみの製品は不可)
- ベル
- 反射ベスト
- ヘルメット
- 参加申し込み書(記入して当日提出)
これらが無いと、ブルベを走ることは出来ません。
前々日までに、ライトとベルが自転車に装備されていること、ヘルメットやベストは荷物入れに入っている事を確認します。
ウェアについては、朝の気温が5℃、日中最高18℃の予報でした。
朝の寒さを中心にウェアを選ぶと日中汗だくで消耗する事が予想されるため、朝は寒さを耐える方針とします。
- 半袖インナー
- 半袖ジャージ+アームカバー
- 起毛ジレ
- raphaの、前面ウインドストップ背面メッシュのブルベジレ
これを基準に、それでも暑そうであればジレをサンボルトのメッシュ反射ジレに変更する事としました。
(結果的に、上記のウェアで走りました)
保険としてサドルバックを装着し、その中にウィンドブレーカーとフロントライトの予備を入れておきました。
最後に、充電関係です。
- etap(前後+予備バッテリーの計3コ)
- garmin530
- 前後ライト
- モバイルバッテリー(スマホその他用保険として)
これらをすべて、前日までに満充電にしておきます。
当日編
スタート~通過チェック1
朝は5:00前に自宅を出発し、6:15頃スタート地点近くの駐車場に着。
受付と車検を済ませ、7:00定刻でスタート。
府道214を経由して、国道310号で金剛山を登っていきます。
- ウォームアップをしていない
- 先は長い
- そもそもL4で走るトレーニングではない(個人的に、200kmブルベはロングライドを楽しく走るトレーニングと位置付けています)
ということで、金剛山はL3ペースで淡々と登ります。
途中の気温表示は7℃でしたが、登りなので寒さは感じません。
山頂が近くなったところで、あんパンを一つ補給。
事前の下調べで気がついていたのですが、下った先には有名なパン屋さんYUM-YUMがあります。
ただ、開店10分前に着いてしまい、今回は泣く泣く通過しました。
開店を待つ事も考えたのですが、下りで冷えた中での10分待機はムリと判断しました。残念。
五條を過ぎ吉野の川沿いに入ると、道が常に山と住宅の陰になるので非常に寒い。
手がかじかんで、ヘルメットを脱げなくなるくらいになるも、8:47最初のコンビニに到着。
レシート取得を兼ねて、シーチキンおにぎりを一つ購入&補給します。
前回の反省を活かして、序盤はおにぎりとあんパンを交互に食べて、口の中を飽きない為の工夫です。なお、結果的にこれは良かったです。
通過チェック1~PC1
先の通過チェックから15kmで、一つ目のPCに着。9:27でした。
ここでも、レシート取得を兼ねて、シーチキンおにぎりを一つ購入&補給。
この辺りから、やっと暖かくなってきました。
PC1~フォトチェック1 室生寺
本ブルベの見所?の一つです。
県道28道が工事による通行止めの為、村道?の迂回ルートで室生寺へアクセスします。
グーグルマップ上では、白で細く書かれた、道無き道のような道です。
日常生活では絶対お目に掛からない・引き返すような登りでした。
分かり易く言うと?才ノ神峠を少し短くしたような、急勾配のコンクリート道でした。
登りながら、例のアミノバイタルを1本補給。
頂上につくと、今度は下りのブラインドコーナーが続きます。
山肌の紅葉も気になりますが、路面と対向車に集中します。
10:36 無事室生寺に到着。
フォトチェック1~通過チェック2
約6km、幅の広い綺麗な下りを走り国道169号へ。
13km程走ると、丁度半分の100km地点です。
11:30に到着。コンビニPCですので、ここで昼食と決めていました。
私はココで、カップヌードルBIGとマグロのおにぎり・コーラ300mlを補給。
慣れている人は、ここでも軽食を一つ?購入して、直ぐ出発されていました。
私は、補給食だけで「昼食+補給」のエネルギーを摂取する事になれていないので、大人しくイートインで休憩です。
とは言え、休みすぎると再出発が大変になります。
15分程度で店を出て、後半戦へ。
通過チェック2~フォトチェック2
結論からいうと、この区間が一番キツかったです。
香落渓の辺りで、ペースが上がらなくなりました。
- 昼食が多かったのか
- 「いつもの距離」が終わったからなのか
- 消化にエネルギーが持って行かれているのか
- 日陰で冷えたのか
原因は分かりませんが、後半100kmは6時間掛かる事を覚悟するくらいには疲労を感じました。
せっかくの香落渓の絶景でしたが、あまり眺める余裕は無く。
曽爾高原の横を通過し169号に戻ると、行きに通ったトンネルを反対方向から走ります。
行きはダウンヒルでしたので、帰りのトンネルは登り勾配。
この辺りから、少しずつ回復してきました。
行きで走った道を逆方向に走り、13:07フォトチェック2に到着。
フォトチェック2~PC2
フォトチェック2を過ぎた辺りから、更に身体が復活してきました。
140km走っているので疲労はありましたが、香落渓で感じたような絶望感はありません。
計画通り、1時間に23~25kmは走れるペースです。
概ね往路を逆走するコースでしたので、途中、通過チェック1で寄ったローソンを通ります。
ボトルの水が減ったので、臨時ストップで水を補給。持参のVAAMを溶かします。
朝、寒さでペースが上がらなかった吉野川沿いの道も、30km/h以上のいつも通りのペースで走ることが出来ます。
登り含めてムリなペースアップはしなかったので、脚は残っている感じです。
その代わり?長時間乗っている影響か、首・肩が痛くなってきました。
200kmなら我慢の範囲ですが、今後もし300kmに挑戦するのであれば、少しハンドルを上げたいです。
奈良から和歌山県に入り、14:50 最後のPCに着。
PC2~ゴール
PC2からゴールまでは20kmですが、橋本から河内長野へ戻るためには紀見峠を越える必要があります。
最後の最後に峠を登るのは、関西ブルベのお約束なのでしょうか?
なお、国道の本線はトンネルで峠を突っ切るので、旧道のクルマ通りは皆無です。
勾配もさほどキツくなく、サラ脚で練習したくなるような峠道でした。
山頂に着けば、後は下るだけです。
途中から国道に再合流するので、クルマとの接触に注意します。
無事、最後のローソンに辿り着きました。
ゴール受付に行くと、今回はメダルの裏にレーザー刻印が出来るとのこと。
200のメダルは持っていたので購入しないつもりでしたが、思わず買ってしまいました。
まとめ
走行ログです。
L2・L3で長い時間走ることが出来ました。
「ヒルクライムトレーニングのためのトレーニング」としては、上出来だと思います。
個人的には、体力に余力があれば曽爾高原に寄ろうと思っていたのですが、それが叶わなかったのは残念でした。
ただ、コースは交通量が少なくアップダウンに富み、とても面白いコースでした。
次は、また1月か2月に、神戸発で200kmを1本走りたいと思います。
300kmの挑戦は、ヒルクライムシーズンと被りそうなので来秋となりそうです。