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4iiii片足パワーメーターとSarisH3で、デュアルレコードを取ってみました。Vol.2


この連休は、とある事情にて外に出られないので、諸々やってみたかったネタを実験中。

今回は、標題の通り、4iiiiの左足(片足)計測のパワーメーターと、SarisH3でデュアルレコードをとってみました。なお、SarisH3購入直後の1月に、一度おなじ計測をやっています。(こちらより)

その時は、「外気温が低いと、4iiiiの数値は不安定になる」と結論づけました。

しかし、季節がすすみ、いま外気温(室温)は20度ほど。計測中の温度変化も少なく、条件としては安定した数値が出やすい条件です。

このタイミングで今一度、パワーの正確性には定評があるSarisH3と、片脚計測という仕様上どうしても信頼性という意味ではハンデがある4iiii片脚パワーメーター。この両者の数値を比較してみました。

じつは、1月の結果を受けて、実走用にAssiomaのペダル式パワーメーターを買い足しました。ただ、重量面では「4iiii+Dura Aceペダル」の方が軽いのもまた事実です。(assiomaは、カタログ値303g。4iiii+DuraAceペダルは、9g+228g=234g。よって、理論上は後者が70g軽い)

再計測した4iiiiの精度次第では、レースの時だけは「4iiii+Dura Aceペダル」を使おうかと。

という事で、第二回「4iiii片脚とSarisH3のデュアルレコード計測会」です。

結論からいえば、3回の計測で、データは5%以内のズレに収まりました。5%を大きいととるかどうかは、使い手の判断・置かれた環境によって異なると思うので、一旦保留します。

※ 4iiiiのパワーメーターとSarisH3のトレーナーは、各計測の前にメーカー指定の方法でゼロ構成をかけております。

実験データ1 20min走①

  • 20分走は、4iiiiの方が4w高く計測された。
  • 全体的には、1%ほど4iiiiの方が高い傾向。
  • トレーニングやZwiftレースの実用上、致命的な乖離は認めない。

実験データ2 Z3ペース走

 

  • 5秒までの短時間で、4iiiiはデータを読めていない?Sarisに対して大きく下振れしている。
  • それ以外の領域では、SarisH3とほぼ一致した。
  • Zwiftの実用上では、スプリントした時に4iiiiは不利になる恐れがある?巡行には、問題無し。

実験データ3 20min走②

  • 全体的に、10w程度4iiiiが上回る。率に直すと、4%前後のズレ。
  • トレーニング指標としては、許容範囲の限界って感じでしょうか?これ以上ズレると、トレーニング指標としても厳しいかも。

まとめ

3日目の計測では、4iiiiがSarisH3に対して全体的に5%弱の上振れを認めましたが、残り2回のデータは概ね一致していました。なぜ3回目だけブレたのか、真相は残念ながら分かりません。

「3回に1回程度数値が5%程度ブレる」のであれば、「レースは素直にAssioma。4iiiiはあくまで補欠」というのが、個人的な感想です。LOOKペダル(Assioma)にも慣れましたし、何より70gの軽量化と引き換えに上記のデメリットは厳しいなぁと。

  • ペダルは絶対替えたく無い
  • 価格が最優先
  • 少々のズレは拘らない(関係ない)
  • パワーメーターを持っておらず、試してみたい

これに当てはまる人は、非常にオススメできると思います。厳密にいうと精度面で気になるところはありますが、この投資額でパワー計測が出来る事には、価値があると思います。


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