zwift 機材

SARIS H3と4iiii片脚のパワーデータを比較しました vol.1


先日投稿したとおり、ワイズロードの福袋でSARIS H3を購入・使い始めました。

使用感のレビューは、こちらより。

今回は、SARIS H3のパワーデータについて、実走で使用している4iiiiとの比較をしてみたいと思います。

結論から言うと、SARIS H3が概ね1~最大7%程度低い値を出すことが分かりました。

データ計測環境について

エンジン情報:体重凡そ61kg。FTPは,2021.12月に、当時使用していたTacx Neo Smartで記録した276wとなります。

実走で使用する4iiiiは「左脚(片足)計測・クランクは9100デュラエース」です。パワーデータを拾う端末は、Garmin Edge530。

使用するSARIS H3はAnt+でZwiftと接続。どちらも計測前に、メーカー指定の方法で都度キャリブレーションを実施しています。

また、走行中はGarminの画面がスリープになるので、パワー値はZwiftの画面(SARIS H3が出す値)を見ながら走行しています。

左右差は、概ね50:50程度です。ペダリングスキルがあるかは?ですが、極端な左右差はありません。

走行データ分析

① 2022.01.10(Mon) Zwift Racing League(E)

ネオ京を走るイベント。

一定ペースパワーの比較は、ワークアウトやAlpeペース走でいつでも出来るので、なるべく先頭集団に食らいつき、レース強度のアタック・インターバルをかけたデータを取ることにしました。

レースは、中盤の時点でオーストラリア人との一騎打ちになり、終盤の登り区間で引き離されて2位でした。途中のムダ撃ちインターバルが敗因だと思いますが、今回の目的はレースの勝利では無いので、コレで良し。

以下、SARIS H3と4iiiiのパワーデータ比較です。(なお、値が低いのは気のせいですので、気にしないでください。)

値のバラツキは、かなり狭い範囲に纏まっています。

気になるのは、トレーニングゾーンのズレでしょうか。

SARIS(左)はZ4 10m12s  Z5 7m15s  計 17m27s に対して、

4iiii(右)は  Z4 8m28s   Z5 11m03s  計 18m31sと、4iiiiの方が高い値を示しています

このズレは、クランク式とスマートトレーナーの違いなのか。4iiiiの方が、瞬間的な出力を拾いやすいのか。SARISが、踏み止めたときの戻りが早いのか…分かりません。

強度のゾーンが丁度境目に入ってしまい、グラフは逆転してしまいましたが、値それ自体は纏まっている印象です。

② 2022.01.13(Thu) Tour de Zwift stage1 long

火曜の夜から謎の発熱。インフルエンザに感染した時のような悪寒・関節痛・倦怠感に苦しみました。

翌水曜朝、熱は下がりましたがこんなご時世ですので発熱外来を受診。抗原検査とPCR検査の結果、新型コロナでもインフルエンザでもありませんでした。

(余談ですが、もう発熱外来を受診するのが大変です。予約で一杯・新規は受け付けていないetcで受診可能なクリニックを見つけることがそもそも大変です。保健所に指示を仰ごうにも、電話が繋がりません。今の時期「熱を出す」事が大ごとになりますので、お気をつけください)

体調は治ってきていましたが、職場の指示で、木曜まで休み。

ということで、リハビリがてらZwift。さすがに強度を上げる気にはなりませんが、TdZのイベントも始まっていたので、「Z2・心拍数140前後維持」のイメージで出走。

以下、SARIS H3と4iiiiのパワーデータ比較。

全体的に4iiiiが高め。平坦基調のイベントでしたので、最後のアップダウン区間以外ペースの変化はありませんでした。

トレーニングゾーンは、今回もSARISの値はZ2ペースなのに対して、4iiiiはZ3ペース走になっています。

たった?15wのズレですが、ゾーンが1段変わるのは気になりますね。

ただ、個人的には仕方ない範疇だと思います。

もし仮に、正しい値(最終的には、正しい値って何?って話になるのですが)に対して、「SARISが-7w・4iiiiが+8w」とズレていたとすれば、それは許容範囲でしょう。

「SARISが±0、4iiiiが+15」であれば、それは少々困るのですが。ただ、こればかりは分かりません。

③ 2022.01.15(Sat) マツケンサンバMU

毎週土曜日の朝に開催される、全国レベルの変人奇人異人が大集結するミートアップ。

私のような一般人は場違いも甚だしいのですが、偉人の影くらいは踏んでみたいので参加。

今週のコースは、裏epic~ラジオタワーを3回登坂するルート。

なお、私は出勤時間の関係で、2回目の山頂で離脱しました。(決して逃げた訳ではありません)

以下、SARIS H3と4iiiiのパワーデータ比較。

ここまで来ると、さすがに話変わってきません?

5sスプリントは、4iiiiが74低く、それ以外の巡行と思われる出力に関しては、いずれのゾーンも25w近く4iiiiが上回っています。

61kgの体重で25wのズレ、w/kgに換算すると0.4w/kgです。これくらいレベルアップしたら、楽しいですよね。

こういう数字を見てしまうと、Zwiftレースは水物なのだなぁと実感します。

まとめ

以前、4iiii片足計測でも、十分実用に耐え得る値を示すのではないか?という投稿をしましたが、今回はそれに疑問符がつく結果となりました。

①②と③で計測の時間帯が異なるので(前者は日中、後者は早朝)、室温の違いが影響した可能性はあります。

(「真冬の室温・暖房ナシ」という条件は揃っているので、そこまで変わらない気もしますが)

引き続き、「4iiii×SARIS H3」のnを増やして検証するとともに、どこかのタイミングでTacxにローラー台を戻して「4iiii×Tacx」も再度検証したいと思います。

2022.5.5 誤字脱字を修正しました。


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